ラグビーの全国大学選手権はベスト8進出をかけ、16日に3回戦4試合が行われる。関西3位の京産大は、大阪・金鳥スタで対抗戦3位の慶大と対戦。14日は京都市内の同校で、試合を想定した練習を行った。

京産大は2季連続で8強に進出し、昨季は準々決勝で準優勝した明大と接戦を演じた。

大西健監督は「慶応は1人、1人のプレーに対する意識が高く、バランスがいい。近年では最も強いチーム。(対抗戦で優勝を争った)帝京、明治、早稲田、慶応と、ほとんど差がない」と警戒。

その上で「うちは試行錯誤しながらここまで来たが、ようやくスクラムがそれなりのものができてきた。間に合った。これまで、慶応には勝っていないので、ここで殻を破りたい」と打倒慶大への闘志を燃やした。

元日本代表CTBで、京産大の元木由記雄ヘッドコーチも「(慶大は)真面目で、戦術理解度が高い」としつつも「セットプレーで相手のバランスを崩しにかかりたい」と攻略法をイメージした。

関西2位の立命大は、対抗戦4位の明大と対戦(金鳥スタ)する。