1回戦(28日)で110得点を挙げ勢いに乗る初出場の桐生第一(群馬)が、名門校に屈した。地元大阪で全国制覇5回の常翔学園に力負け。1回戦で110点を奪った攻撃力は影を潜め、まさかの無得点で花園から去ることとなった。

それでも、三洋電機で主将を務めた経験のある元日本代表CTBの霜村誠一監督(37)の指導で実力をつけたチームは、確かな足跡は残した。

フランカー新井穂(みのり)主将(3年)は「いつも冷静で、尊敬できる監督のおかげで、ここまで来ることができました。花園には、自分たちよりも(実力が)上のチームがたくさんいた。最高の舞台でした」と目を赤く腫らしながら語った。