2大会ぶり7度目の優勝を目指した九州王者、東福岡は、昨春の全国選抜準々決勝で敗れた同じAシードの桐蔭学園(神奈川)に惜敗した。

選抜の敗因となったブレークダウン(密集での攻防)の精度を上げて花園に臨んだ。しかし相手の上回る技術からターンオーバーされるなどで自滅。後半、攻撃オプションとして取り組んできたモールからの連続2トライで一時、31-24と逆転する意地を見せたがリベンジできなかった。

就任7年目の藤田雄一郎監督(46)は「点数的には形になったが完敗です。ブレークダウンの精度の高さやスピードの差を考えると、相手が2枚ぐらい上手だった」と悔やんだ。