ラグビーの日本選手権で18大会ぶり優勝を果たした神戸製鋼のフランカー前川鐘平(30)SHアンドリュー・エリス(34)の両主将、元ニュージーランド代表の世界的SOダン・カーター(36)らが26日、神戸市の南宮宇佐八幡神社でお礼参りを行った。

神戸製鋼所の神戸本社向かいにある同神社で優勝の報告と今後の発展を祈念し、前川は「今年は優勝の報告ができて良かった。来年も優勝できるようにしたい」と決意を新たにした。

日本一の原動力となったカーターは18年12月の日本選手権後に、ニュージーランドへ一時帰国。1月20日に再来日し、1週間程度の滞在で27日には母国へ戻る。2年契約2年目となる来季以降の選手としての将来については「まだあまり考えていない。チームとして優勝するように全てを尽くしてきた。ニュージーランドに帰って、少し休んで、いろいろ考えたい」と明かした。

1月には3人目の息子が誕生しており「家族と長い時間過ごしたい。(自分が神戸でプレーするために)一緒にいる時間を犠牲にして、ニュージーランドにいてくれている」。再来日の時期は未定だが、2連覇へ、これ以上ないパワーを充電することになる。チームは4月中旬の始動を予定している。