世界最大の田んぼアートでラグビー日本代表を応援する埼玉県行田市が31日までに、田植え体験の追加募集を発表した。

行田市は9月20日に開幕するラグビーW杯日本大会の機運醸成と応援を目的に、代表候補のフランカー、リーチ・マイケル(30=東芝)、SH田中史朗(34=キヤノン)、NO8姫野和樹(24=トヨタ自動車)が描かれたデザインを発表。ボランティアら約1000人が6月15~16日に「古代蓮(はす)の里」東側にある2万8000平方メートルの田んぼに稲を植える。そこで、ラグビーファンにも田植え体験をしてもらいたいとのことで140人(各日70人)の追加募集を決めた。行田市農政課担当者は「ラグビーファンの方とも一緒に、力強い米を作って日本代表を応援したい」と話した。参加者は10月中旬の稲刈りも体験でき、収穫した米はプレゼントされる予定という。

選手の肌や背景などの緑色は埼玉県産米「彩のかがやき」、代表ジャージーの赤色は「べにあそび」で表現する。稲が育つと模様が浮かび出て、7月中旬~8月中旬に見頃を迎える。高さ約50メートルの展望室からはダイナミックに描かれた地上絵が一望でき、W杯期間中でも十分楽しめるという。

今年で12回目を迎えた田んぼアートは、15年に世界最大としてギネス記録に認定された。埼玉県北部に位置する行田市はW杯開催都市の熊谷市に隣接し、17年に放送されたTBS系ドラマ「陸王」の舞台としても知られている。

 

田植え体験の応募は以下のURLより。締め切りは6月5日正午。https://www.city.gyoda.lg.jp/15/05/10/2019rugbytanboart.html