ラグビーW杯日本大会開幕まで、20日で1カ月となった。日本代表主将を務めるフランカーのリーチ・マイケル(30=東芝)がこのほど、日刊スポーツらの取材に応じた。
自身3度目のW杯に向けて、チームや自身の現状、意気込みなどを語った。
-4年前のこの時期と比較して今のチームの状態はどうか
4年前に比べたら今の方がいい。前回はいろいろな選手を組み合わせて、メンバーチェンジが多かった。今回はほぼ同じ選手でここまで戦ってきた。チーム力は4年前よりは上がっていると思う。
-優勝したパシフィック・ネーションズ杯(PNC)での成果と課題は
ゲームプランの柔軟性があるのが強み。課題は相手が僕たちのブレークダウンにプレッシャーをかけてきた時に、どう修正をするのか。試合中のマネジメントを、もう1回仕上げる必要がある。
-リーチ自身の今のコンディションは4年前と比べてどうか
少し前に4年前の映像と今の映像を見比べた。今の方が体は大きいし、パワーもあるし、タックルスキルも上がっている。ウルフパックの時から試合に出られなくて残念だったけど、このPNCの3試合で調子が上がってきた。後はW杯のメンバーが決まって、9月6日の南アフリカ戦に出るチャンスがあれば、トップに近い状態にもっていきたい。
-以前は目標について「優勝」という言葉があった。今の目標は
毎試合勝つこと。優勝を狙えるぐらいまでのチームを作りあげる。毎試合勝つのが大事。1試合1試合大事にしていく。1試合1試合勝ってベスト8に行く。勝っていくのが目標です。
-W杯開幕1カ月前の現在の気持ちは
正直言うとすごく緊張しています。とてもドキドキ。どういう緊張か分からないけど、とにかく緊張しています。
-前回のW杯は19年W杯につなげようと頑張るのがモチベーションだった。今の日本代表のモチベーションは何か
今後のラグビー界のために頑張ろうって。僕らが勝つことで、頑張ることで、日本にインパクトを与えられる。ラグビー界だけではなくて日本スポーツ界に。それはチームの中で話しています。
-このW杯はどんな大会にしたいか
日本のチームは強いと思って欲しいし、日本人は強いと思って欲しい。すごいチームだと思って欲しい。日本人と外国人が合わさって結果を出したい。