イタリアのセルジオ・パリセ主将(36)が、史上最多タイ記録となる5度目のW杯出場を果たした。高校ラグビーの聖地でもある花園での初試合。新装された会場には、ほぼ満員のファンが詰めかけた。

今大会限りで代表を引退するパリセは、NO8で先発出場。チームは序盤に先制トライを許すも、その後に7トライを重ねる逆転で初陣星を飾った。パリセは「勝利をした上で、ボーナスポイントを加えた勝ち点5を得ることだけを考えた。その目標を達成することができた」と冷静に話した。

W杯5度出場は過去に同じイタリアのマウロ・ベルガマスコ、サモアのブライアン・リマがいる。

B組には3連覇を狙うニュージーランドと、南アフリカの優勝候補が入る。その2強を脅かせる存在として、イタリアが幸先のいいスタートを切った。

6大会連続6度目出場のナミビアは3トライを奪う意地を見せたが、W杯初勝利は逃した。