会場は開閉式の屋根が閉められた状態で、試合が行われた。湿度が高く、まるで蒸し風呂のようだった。

サモアのNO8ジャック・ラム主将は「ボールが滑りやすくて、まるでせっけんでパスを回しているようだった」と振り返った。

後半34分にはスコットランドのトライを阻止しようとしたWTBエド・フィドウが、肩ではなく足でタックルに入ったとして危険な行為で退場処分を受けた。

ジャクソン監督は「トライを止めようとしただけ。(2枚目の)イエローをもらおうとして、ああいうプレーをしたわけではない」とかばいつつ、中4日で迎える10月5日の日本戦(豊田スタジアム)については「ロッカー室は沈痛な感じだったが、すぐに日本との戦いがある。選手の気持ちを持ち上げたい」と話した。