ラグビー日本代表フッカー堀江翔太(33=パナソニック)が10日、チームソング「ビクトリーロード」の広まりを歓迎した。

ワールドカップ(W杯)1次リーグ最終戦のスコットランド戦(13日、横浜・日産スタジアム)に向けて都内で調整し、宿舎で行われた記者会見に出席。3連勝を飾った5日サモア戦(豊田スタジアム)前にSNS上で拡散されていた、ファンによるチームソング熱唱の試みについて「どんどん発信していただいて、CD化してもらって、(プロップ山本)幸輝が歌手デビューできたら」とユーモアを交えながら呼びかけた。

チームソングの誕生は、今年2月の代表候補合宿だった。外国出身選手も多いメンバーを1つにしようと、山本幸輝(28=ヤマハ発動機)と三上正貴(31=東芝)の両プロップが選曲。映画「耳をすませば」の主題歌「カントリーロード」の歌詞を、代表の歩みに置き換えた。W杯メンバーから落選した2人も、サモア戦での大合唱に賛同していた。

堀江 初め(山本)幸輝と、まーやん(三上)が作ってくれて『なんやそれ』って思ったけれど(笑い)、やっていくにつれて、歌詞とかでチームが1つになるっていうので、あの歌があって良かったと思う。過去のメンバーだったりの思いが、それに乗っている。勝って、歌って。過去のメンバーだったり、全員の思いが詰まっている。

堀江自身は落ち着いた表情で、初の8強が懸かるスコットランド戦を見据えた。「試合、まだですからね。明日とかやったら、あれ(緊張している)かもしれないですが。自分たちがやることは明確なので。週初めの方が、緊張しているかもしれません」。終始、笑いの絶えない記者会見となった。