ラグビーW杯日本大会組織委員会は10日、都内で会見し、台風19号の接近により、12日に予定されている1次リーグC組のイングランド-フランス、B組のニュージーランド-イタリアの2試合を中止にすると発表した。

台風の影響を受けるイタリアのガゼッタ・デロ・スポルト電子版は「台風ハギビス(19号)の影響で、イタリア-ニュージーランドと、イングランド-フランスの2試合が中止となり、0-0の引き分け扱いになった」と見出しを立てて報道し、1次リーグ敗退が決まったと伝えた。

世界ランキング1位のニュージーランドが対戦相手だったこともあり「(イタリアが)勝つ可能性が低いことはもちろんだ」と前置きした上で「不可能ではない」と突破の可能性にも触れていた。

一方で、勝ち点2獲得したことにより「アズーリ(イタリア代表の愛称)にとって、これまでのW杯で最高の結果になった」とも報道。1次リーグが1組5カ国で行われるようになった1999年大会以降、勝ち点12は同国最多だと伝えている。