ラグビーW杯日本大会で初の8強を目指す世界ランク8位日本代表は12日、都内で1次リーグ最終戦の同9位スコットランド戦(13日、横浜・日産スタジアム)に向けた前日練習を行った。台風19号の接近により、午前9時開始の練習を30分早めて対応した。

練習場も台風への対策が施されていた。ポールは設置されず、普段は会場を覆う幕も外されていた。キックしたボールが「ペチャッ」と弾まずに止まる悪天候。その中で、最初にグラウンドへ飛び出したのは先発SH流大(27=サントリー)。公開された冒頭15分は、全員で声をかけ合いながら、ウオーミングアップで体を温めた。

◆A組こうなる 勝ち点14の日本は同10のスコットランドと比較して優位に立つ。同11のアイルランドはサモア戦(12日)に勝って突破決定が濃厚。日本は残り1枠を13日のリーグ最終戦でスコットランドと争う。引き分け以上なら1位突破、敗戦でもボーナスポイント(BP)2を奪えばアイルランドと勝ち点で並んでも直接対決で上回る。ただし、スコットランドにBPなしで敗れた場合は敗退決定。BP1でもスコットランドが1とれば直接対決の結果で敗退する。アイルランドがサモアから勝ち点4しか奪えずに3チームが同勝ち点で並んだ場合は得失点差の争い。日本はスコットランドとアイルランドを上回れず、3位敗退となる。