ラグビーの国際統括団体ワールドラグビーと、W杯日本大会組織委員会は13日、同日に開催予定だったナミビア-カナダ(午後0時15分キックオフ、岩手・釜石鵜住居復興スタジアム)について、台風19号の影響でさまざまな可能性を慎重に検討した結果、試合を中止することを決定したと発表した。

この試合は0-0の引き分け扱いとなり、両チームは勝ち点2を分け合う。ナミビア、カナダともにすでに1次リーグB組敗退が決定しており、今大会初勝利をかけた試合になるはずだった。中止になった試合のチケットは全額払い戻しになる。

ワールドラグビーのブレッド・ゴスパーCEOは「我々はこの24時間にわたり、開催自治体と緊密に連絡を取り合ってまいりました。試合時間の変更や無観客での開催の可能性についても検討しましたが、開催自治体からの強い勧告もいただき、安全性を優先する観点から、試合中止の判断を行いました。難しい決断ですが、正しい判断であると信じています」などとコメントを発表した。