03年以来2度目の優勝を目指すイングランドが、過去7勝33敗1分けのニュージーランド相手に、前半から10-0と圧倒。同戦7年ぶりの白星にたどり着いた。

王者ニュージーランドがなすすべなく3連覇を逃した。イングランドの前から圧力をかける防御に苦しみ、ボールを保持しても、じりじりと陣地を下げる展開が続いた。得点はラインアウトから相手のミスにつけこんだ1トライ1ゴールのみ。ワールドカップでは、07年大会の準々決勝でフランスに敗れて以来の敗戦に、ハンセン監督は「セットピース、ブレークダウンで相手の勢いに押された」。NO8のリード主将は「全力を尽くしたが相手のレベルが上だった」と肩を落とした。