同大が接戦を制し、開幕4連勝を飾った。一時、14点まで開いた点差を追い上げ、逆転。リーグ優勝に勢いをつけた。

14点差を追う後半25分、フランカー堀部直壮(4年)が逆転の口火を切るトライを決めると、同35分、ゴールライン前のスクラムから抜け出したボールを、キックパスで受け取ったWTB山口楓斗(2年)が、飛び込んでトライを決めた。最後はFB原田健司(4年)がペナルティーキックを決め勝負を決めた。

山口は「いいキックパスでした。絶対僕が決めてやると思っていた。勝負どころで取り切れたのが大きい」と喜びを隠せない。

萩井好次監督(44)は「厳しい試合を想像していた中で、最後は我慢比べという話をしていた。チーム全員で勝ち取った勝利」と話した。

9月20日から日本で開催されていたラグビーW杯の影響で、関西大学リーグが第3節で中断。中断期間明けの最初の試合で、関学大に3年ぶりのリーグ戦勝利を挙げた。勢いに乗る同大は15年以来4年ぶりのリーグ制覇、84年以来の日本一に向けて突き進む。【南谷竜則】