近大が2勝目(3敗)を挙げ、上位4校の全国大学選手権出場へ踏みとどまった。前半はリードを許す展開が続いたが、29分にスクラムを起点に逆転トライ。26-15で折り返すと、後半9分にも相手陣で約10メートルスクラムを押し切ってトライを奪った。セットプレーで圧倒して主導権を握った。

試合終盤は大体大の反撃を受け、ロスタイムには4点差に迫られた。近大の中島茂総監督は開口一番「取材してもらう内容じゃない」とバッサリ。スクラムの優位性を生かせないゲーム展開に厳しい言葉を並べ「こんなんで(大学選手権に)出ても、関西の恥になる。もうちょっと、流れの中の対応力をつけないと。スクラムがなかったら、厳しいゲームになっていた」と総括した。

前節立命大に今季初勝利を挙げた大体大は4敗目(1勝)を喫した。