第1地区は、大阪桐蔭が昨年代表の大阪朝高に大勝し、8大会連続14回目の優勝を決めた。12月27日から始まる全国大会(大阪・花園ラグビー場)で初の連覇を目指す。

出だしから自軍の流れに持ち込んだ。前半1分、20メートル左中間トラックから芦塚仁(3年)が先制トライを決め5点を奪うと、立て続けに加点し前半終了時点で45-0の大差を付けた。

後半3分に5点を奪われたが、アタック、ディフェンスとも圧倒的な力を見せ、昨年ともに全国大会に出場した強豪の大阪朝高をねじ伏せた。

綾部正史監督(44)は「前半の入りが良かった。今日は行けるかなと手応えがありました。自分たちの形でやりきれたのは満足できる」と冷静に振り返り、「よく連覇連覇と言われるが、気にしないで今年は今年。ひとつでも上に行けるようどうチャレンジするか。そこの部分しかない」と年末に待つ大舞台を見すえた。