6日に突然死症候群のため茨城・土浦市の自宅で急逝したラグビー元日本代表主将の石塚武生氏(享年57)が率いていた茨城県・常総学院高ラグビー部のメンバーが7日、悲しみの中で再スタートを切った。この日、同校の長谷部勝弘教頭(52)をはじめコーチらが、全部員48人を集めて状況を説明。同教頭が「石塚監督の遺志を継いで花園を目指して頑張らなければいけない」と声を掛けると涙ぐむ部員もいた。
同教頭は「突然のことで生徒たちの間にも動揺はあった。だが石塚監督の情熱を受け継いで、部員一丸となってくれたと思う」と話した。石塚氏の通夜、葬儀が終わっていないために新体制は未定。9日の告別式には部員全員が出席し、翌10日から1週間の長野県・菅平で合宿に入る。