オーストラリアはフィジーの出足鋭い防御に苦しみ、番狂わせを許した。ラインアウトの安定感を生かして残り10分で7点差まで追い上げたものの、勢いは続かず痛恨の黒星。前日本代表ヘッドコーチのジョーンズ監督は「フィジーは非常に良いプレーをし、勝利にふさわしかった」と認めるしかなかった。

過去9大会全てで1次リーグを突破してきた「ワラビーズ」は、敗退の危機に立たされた。就任後5連敗で本番を迎え、批判を浴びてきたジョーンズ監督は努めて明るく振る舞い「これで終わりではない。改善点を見つけ、ウェールズ戦に臨みたい」と切り替えを強調した。(共同)