【トゥールーズ(フランス)21日=松本航】ラグビーW杯フランス大会に臨んでいる日本代表(世界ランク14位)が、モナコから28日(日本時間29日)サモア(同11位)戦の開催地トゥールーズへ入った。
1勝1敗の1次リーグ2戦では、登録33人のうち追加招集のFB山中亮平(神戸)を除いて8人が出場機会なし。チームはスローガン「Our Team(私たちのチーム)」を掲げ、外れたメンバーも自身の出場機会を目指しつつ、仲間のサポートを欠かさない。33人が一丸となり、白星を目指す。
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初戦のチリ戦など勝利時には、ロッカールームでチームソングを歌う。
21年秋のアイルランド遠征時、プロップのバル・アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、中島イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ)、NO8テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、WTBシオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)、レメキ・ロマノラバ(NECグリーンロケッツ東葛)のトンガにルーツがある選手を中心に作成。「ライオンキング」の曲を参考に作り上げた。
英語やトンガ語の「ホカキムア(戦い続ける)」、日本語の「侍」「相撲」「忍者」などの単語も用いられる。フッカー坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)は「絆、チームワーク、存在意義を思い出せる。この曲を歌い、勝つことの素晴らしさを感じる」。実際に歌っている動画は、日本協会公式YouTubeの「チリ戦の舞台裏」内で公開されている。