屋外スポーツにはSPF50を推奨

今平周吾のアップ

川島海外では光老化に対する意識が高く、一般の方を含め日焼け止めを塗るなどの対策が浸透しています。ゴルファーの方はずっと外でプレーされているので、ぜひ日本選手にも日焼け止めを使用していただきたいですね。ところでサンスクリーン剤に数字が書かれているのをご存じですか。

今平はい。30とか50といった数字と、PA+といった文字が書かれていますね。

川島その意味はご存じですか。

今平数字が大きい方が日焼け止めの効果が高いと思っています。

川島そうですね。ゴルフはずっと太陽にあたる屋外スポーツなのでSPFが50プラスのものを使っていただきたいですね。SPFは「Sun Protection Factor」、日本語だと紫外線防御効果を意味します。肌が赤くなる日焼けの原因となる紫外線B波を防ぐ指標です。一方、PAというのは「Protection Grade of UVA」のことでA波という領域の紫外線を防御する効果を表すのです。A波はシミやしわの発生に大きく関わっているといわれています。こちらも++++(4プラス)という表示のものを使っていただきたいですね。そして大事なのは塗り方です。サンスクリーン剤を使っている人でも塗る量が少ない人が大半です。普通に使う量の倍ぐらい塗らないと表示通りの効果は期待できません。

今平顔が真っ白になるくらい塗った方がいいということですね。

川島眞氏アップ

川島最近は白くならない製品もありますが、いずれにしろ日焼け止めの十分な効果を期待するためには、たっぷりと塗っていただきたいですね。以前、ベテランの女子プロゴルファーの方を診察したことがあるのですが、すごくシミが多かったですね。最近の女子プロゴルファーの方たちはサンスクリーン剤をきっちり塗っている人が多いですね。美容にも気を使っているおしゃれなゴルファーが増えてきた印象です。男子プロは日傘をさしてプレーする人は少ないと思いますが、夏にはぜひ日傘も差していただきたいですね。日焼けは皮膚がんの問題もありますが、疲労感も生みます。これまで日焼けして疲労を感じられたことはありますか。

今平はい、あります。強い日差しの中でプレーすると、(ラウンドを)終わった後にすごく疲労を感じますね。夜には身体を氷で冷やす対策をとっています。

川島日焼けは太陽光による皮膚の火傷ですので回復には体力を消耗します。また日光に当たり続けることは脱水症状にもつながります。サンスクリーン剤を塗ることで日焼けを予防し、脱水を起こさない方向にも働くので、体力消耗や疲労の対策にもなると思います。食事で気を付けていることはありますか?

今平トマトを食べると身体が冷えてくるような気がするので積極的に摂取するようにしています。

川島トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり日焼け予防、さらには日焼けの後の回復もサポートするのでいいですね。日焼け対策にはビタミンCの摂取が良いのでかんきつ類も多く食べるといいですね。

マスク焼け対策も忘れずに

今平周吾のアップ

川島さてもう少しでツアーも再開すると思います。今年はツアーの期間が短くなるので再開してすぐに賞金の高い大会が続きますね。3年連続の賞金王に向けて抱負を教えて下さい。

今平試合数が少なくなったので安定して上位にいるだけでは賞金王は難しいと思います。なので今年は勝利数を意識してツアーに挑みたいと思います。開幕がいつになるか分からないし最初は無観客かもしれませんが、早く通常に戻って、たくさんのギャラリーの前でプレーしたいです。

川島ゴルフは直射日光の中で観戦するスポーツなので、ギャラリーも日焼け対策をしっかりやって欲しいですね。マスクをしての観戦になるかもしれませんが、マスクをする前にたっぷりサンスクリーン剤を塗ることで“マスク焼け”も防ぐことができます。さて、来年の東京五輪は今平プロの地元でもある霞ケ関CCで行われます。五輪に向けての抱負も教えて下さい。

今平一旦、選手選考に向けてのランキングがリセットされたので、今年と来年頑張らないと出られないので、新たなモチベーションで頑張りたいと思います。

川島早く今平プロのプレーがみたいです。3年連続の賞金王も期待しています。

※対談は緊急事態宣言が解除された後に、対談者の距離を十分に取り、部屋の換気を行って実施しました。

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プロフィル
今平周吾(いまひら・しゅうご)
◆今平周吾(いまひら・しゅうご)1992年(平4)10月2日、埼玉県生まれ。9歳でゴルフを始め、埼玉栄高1年の08年に日本ジュニア選手権優勝。09年に高校を中退し、米IMGアカデミーに留学。同年全米ジュニアゴルフ選手権でベスト8。11年に帰国し19歳でプロ転向。18年にわずか1勝ながら賞金王を獲得。さらに19年には2勝で連続賞金王。尾崎将司、青木功、中嶋常幸、片山晋呉に続く快挙を達成した。プロ通算4勝。165センチ。
川島眞(かわしま・まこと)
◆川島眞(かわしま・まこと)1952年(昭27)4月4日宮崎県宮崎市生まれ。1978年東京大学医学部卒業。東京女子医科大学皮膚科主任教授を経て、18年 東京女子医科大学名誉教授に就任。専門はアトピー性皮膚炎、ウイルス感染症、美容医療。日本香粧品学会前理事長、日本美容皮膚科学会前理事長、日本近赤外線研究会理事長、日本コスメティック協会理事長、NPO法人皮膚の健康研究機構副理事長。