大相撲の横綱審議委員会(横審)の鶴田卓彦委員長(82=元日本経済新聞社相談役)は29日、都内の日本相撲協会に出向き、横綱朝青龍(29=高砂)の暴行問題について武蔵川理事長(61=元横綱三重ノ海)に説明を求めた。土俵上のガッツポーズなど、これまで朝青龍の行動に寛容な立場だった同委員長は会談後、「暴力を振るってケガをさせたのが事実なら、簡単には済まされない」などと厳しい言葉を並べた。2月上旬の理事会で協会としての処分が決定後、横審として史上初の引退勧告も視野に入れ、臨時の横審を開催する意向を示した。