野球賭博に関与したとして昨年7月に日本相撲協会を解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏(34)が、同協会の解雇処分を不当とし、相撲界復帰を求める訴えを東京地裁に起こす意向を持っていることが11日、関係者への取材で分かった。

 今後、提訴に向けた準備に入るというが、時期などについては未定。

 田宮氏は昨年9月、力士としての地位保全を求めた仮処分を東京地裁に申請していたが、同12月に却下されていた。

 仮処分申請の代理人を務めた弁護士は、提訴については「相談を受けていないので分からない」と話した。