大関琴欧洲(29=佐渡ケ嶽)が夏場所千秋楽の20日、日本相撲協会に「右足根骨靱帯(じんたい)損傷で約3週間の治療を要する見込み」との診断書を提出し、休場した。琴欧洲の休場は、11年秋場所以来、5度目。

 千秋楽の相手だった栃煌山は、不戦勝になる。14日目まで3敗を守り、稀勢の里、旭天鵬とともに優勝争いのトップに立っていた。これで4敗の白鵬、碧山、隠岐の海の逆転優勝はなくなった。

 琴欧洲の師匠、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「大事な一番なのに、本当に申し訳ない。でも、あの足を見たら、出ろとは言えなくなった」と話した。