大相撲横綱審議委員会が27日、東京・両国国技館で行われた。会議後、内山斉委員長(78)は夏場所で13勝2敗の好成績をあげた大関稀勢の里(26=鳴戸)に対し、「来場所は綱とりを目指してほしい」と期待した。

 終盤の連敗に「全勝で突っ走るかという勢いがあっただけに、2連敗は意外というか残念。最後に黒星が続いたもろさをどう克服するか」と課題を示した上で、「優勝ができなくて14勝ということになっても(話が)上がってくると思う」。「名古屋場所で14勝」を綱とりの条件に示した。