再興した武蔵川部屋の部屋開きが8日、江戸川区内の部屋で行われた。元横綱武蔵丸の武蔵川親方(42)が夏場所から独立を認められ、昨年閉鎖した元関脇富士桜の中村部屋を借り受けた。

 師匠だった元横綱三重ノ海の石山氏、元オリックス監督の岡田氏ら約200人がお祝いに駆けつけた。行司が祭主となって土俵祭り後、場所を移してのパーティーとなった。武蔵川親方は「やっと始まった感じ。強い力士を育てたい」と決意も新た。力士はまだ4人。同じハワイ生まれで期待のおいっ子フィアマル・ペタニ(18)は、7月の名古屋場所に前相撲でデビューする。「しこ名はまだ考えている。武蔵丸はない。力士募集中です」と、新弟子スカウトをお願いしていた。