日本相撲協会は24日、大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

 新入幕は佐田の海(26=境川)とモンゴル出身の荒鷲(27=峰崎)の2人。佐田の海は、父である元小結佐田の海と史上8組目の親子幕内となった。荒鷲は、峰崎親方(元前頭三杉磯)が88年12月に部屋を創設してから初めての幕内力士。初土俵から所要68場所での新入幕は、外国出身では戦闘竜の72場所に次ぐ史上2位のスロー出世となった。

 新小結には嘉風(32=尾車)と千代鳳(21=九重)の2人が昇進した。32歳1カ月の嘉風は昭和以降8位の年長昇進で、新入幕から所要49場所での新三役は史上4位のスロー昇進。

 春場所で12勝を挙げた関脇豪栄道(28=境川)は、元大関魁皇と並ぶ史上1位タイの13場所連続の関脇在位となった。

 再入幕は5人で、豊真将(33=錣山)、時天空(34=時津風)、旭秀鵬(25=友綱)は2場所ぶり、蒼国来(30=荒汐)と千代の国(23=九重)は昨年名古屋場所以来5場所ぶりの幕内復帰となった。