大相撲名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)で新十両の旭大星(24=友綱)が28日、東京・両国国技館大広間で開かれた「昇進披露パーティー」で約150人の祝福を受けた。後援者から寄贈された紋付き姿を初披露し「15日間、毎日相撲を取らないといけないので、大変ですけれど頑張る。まずは名古屋で勝ち越し」とあいさつした。

 入門時の師匠だった元大島親方の太田武雄氏(67=元大関旭国)からは、鏡開きを行った日本酒で「力水」をつけてもらった。現師匠の友綱親方(62=元関脇魁輝)も「私の責任というかホッとした気持ち。関取にしないと大島親方に申し訳が立たなかった」と安堵(あんど)の表情。さらに「これで部屋の関取が5人になった。十両でもたもたしている旭日松が後ろを振り向いて頑張るというふうになればいい」と相乗効果も期待していた。