<大相撲秋場所>◇13日目◇26日◇東京・両国国技館

 前頭10枚目逸ノ城が、横綱鶴竜をはたき込みで下し、1敗をキープした。新入幕逸ノ城の横綱挑戦は07年秋場所の豪栄道以来7年ぶりで、横綱撃破は、73年秋場所の大錦以来41年ぶり3人目の快挙となった。初土俵から5場所目での金星獲得は、武双山の7場所を2場所更新した。

 3場所連続31度目の優勝を狙う白鵬は、新大関豪栄道に寄り切られ、1敗を喫した。豪栄道は7勝6敗となり、白星を先行させた。

 大関稀勢の里は、前頭4枚目の大砂嵐を浴びせ倒して勝ち越し、連敗を4で止めた。大関琴奨菊は、前頭5枚目勢の突き落としを食らって5敗目となった。

 12日目まで2敗だった前頭15枚目隠岐の海は、安美錦に破れて3敗目。人気力士の前頭筆頭遠藤は、照ノ富士を寄り切って3勝目を挙げた。

 13日目を終えて、1敗で白鵬、逸ノ城が並んだ。