横綱朝青龍(28=高砂)が「視力矯正」で目覚めた。7日の鹿児島巡業で「最近、乱視でね。相撲でぶつかるから悪くなったのかな」と訴え、箱から黒縁の眼鏡を取り出した。「11万もしたんだ。似合う?」とかけてみせた。

 視力だけでなく、態度も矯正した。この日は「7時に起きた。桜島がきれいに見えてね」と早起きをアピール。前日6日の宮崎・延岡巡業では朝げいこを「無断欠勤」したが、この日は左ひじをテーピングで固めながら、冬巡業最多の11番の申し合い。稀勢の里に連勝するなど9勝2敗で「少しずつ、動きは良くなってる」と満足げだった。

 「メガネどう?」と振った白鵬には「いや、まだいいです」と苦笑されたが、「優等生」の朝青龍は胸を張ってバスに乗り込んだ。【近間康隆】