日本相撲協会が6日、大相撲春場所(3月13日初日、大阪府立体育会館)と、年内の全巡業の中止を決めたことについて、好角家で知られるデーモン閣下は、万事におおらかであることは大相撲の魅力の1つだが、万事に腑(ふ)抜けているのでは、もはや魅力とは言い難い。「全力士に疑いの目が向けられている」という点で、一連の不祥事と一線を画すほど根が深い問題だ。真面目にやっている力士たちの無念さを思うとファンとしても心苦しい。角界は、もう土俵際を通り越して外に押し出された形だが、失われた信用を回復させるための本当の戦いはこれからである、と叱咤(しった)したい。我々ファンは願望を述べることぐらいしかできないわけだから、自身の力で立ち直ってもらうしかしょうがない、と話した。