新大関鶴竜(26=井筒)は伝達式から一夜明けた29日、モンゴルから来日中の両親を見送った。予想以上の活躍の背景には、女性中心の「アナンダクラブ」の存在もあった。約3年前、部屋のおかみさんが中心になり、鶴竜の本名をクラブ名につけて設立した。

 年に1度の食事会があり、今年は鶴竜が大阪入りする2日前。50~60人の会員によって、後押しされたという。後援会よりも敷居を低く、年会費は1万円。食事会のほか、鶴竜からの年賀状、暑中見舞いや番付の送付もある。おかみさんは「鶴竜はてんぐになることがないんです。大関昇進パーティーの時は、ファンクラブの人も呼びたいと思っています」と話す。興味がある人は井筒部屋【電話】03・3633・0804まで。