横綱日馬富士(28=伊勢ケ浜)が29日、帰国中のモンゴルで名誉挽回を誓った。新横綱として臨んだ九州場所は、終盤に5連敗するなど9勝6敗。26日の横綱審議委員会で、鶴田委員長から「最低10勝しないと綱を締める資格はない」、沢村委員から「また1ケタならもう引退ですよ」という厳しい意見が出た。これを関係者から伝え聞いた日馬富士は「今場所は成績が悪かったけれども、来場所はもっと頑張り、優勝したいです」と話した。

 28日にはウランバートルで、神奈川・秦野市からの救急車の贈呈式、本の出版イベント、駐モンゴル日本大使館による天皇誕生日を祝う会に出席した。救急車は、モンゴルの救急医療センターに贈られる。「この救急車が人々に役に立てることを祈っています。年に2、3台贈ることを目標にしております」と、土俵外の活躍も誓った。