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初珍事!白鵬取り組み前に優勝/九州場所

千代大海の休場で優勝を決めた白鳳だが、下手投げで琴光喜に敗れる(共同)
千代大海の休場で優勝を決めた白鳳だが、下手投げで琴光喜に敗れる(共同)

<大相撲九州場所>◇千秋楽◇25日◇福岡国際センター

 横綱白鵬(22=宮城野)が、史上初の珍事で2場所連続5度目の優勝を決めた。この日、3敗で追っていた大関千代大海(31)が右ひじを痛めて休場。大関魁皇(35)との対戦が不戦敗となったため、結びの一番を待たずに優勝が決まった。賜杯を争う力士の不戦敗で取組前に優勝が決まったのは初めて。もっとも白鵬は大関琴光喜(31)に下手投げで敗れ、1年納めの場所は朝青龍騒動や力士死亡問題で揺れた今年の角界を象徴する拍子抜けの幕切れになった。

 相撲界激動の1年は、まれにみるどっちらけで終わった。今場所3度目の満員御礼だった館内はため息ばかり。白鵬は琴光喜に左上手を引かれ、巻き替えられてもろ差しを許した。防戦一方の結末は、ぶざまに1回転。朝青龍騒動、力士死亡問題と揺れた07年は最後まで締まらなかった。

 「不利な体勢で自分の相撲を取った」。優勝会見で横綱は視線が定まらず、口もとがらせたままだった。この日朝、部屋関係者から早めの優勝を聞かされた。「ホッとしたか」の問いに「どっかにあったんでしょうね」とつぶやいた。

 12勝3敗での賜杯獲得に北の湖理事長(元横綱)もぶ然。「優勝が軽くなった。格が落ちる。振り回されて負けるのも良くない。リラックスし過ぎたかもしれない」。12勝での優勝は03年名古屋場所の魁皇以来。横綱では99年九州場所の武蔵丸までさかのぼる。同理事長は「朝青龍がいたら、優勝の行方も違ったかもしれない」とまで話した。

 もっとも22歳8カ月14日での5度目の優勝は、大鵬、貴乃花、北の湖ら大横綱に次いで史上4番目の若さになる。今場所は「1人横綱」の重圧の中で黒星発進。中日からは40度近い高熱に悩まされた。床山の床蜂は「髪がパサパサで、かなり疲れていた」。ガラガラになった鼻声を気づかれないよう言葉を少なくした。

 今年は結婚発覚、第1子誕生、横綱昇進。秋場所からは「1人横綱」も経験し、初の年間最多勝となる74勝を挙げた。年間4度の優勝を果たし「公私とも最高でした」。初場所には先輩横綱が帰ってくる。「3連覇を目指す。来場所は朝青龍関が帰ってくるので、本当に優勝したい」。若き横綱にとっては勉強の連続の1年だった。【近間康隆】

[2007年11月26日8時47分 紙面から]

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