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豪栄道が大関戦で初勝利/初場所

琴光喜(左)を寄り切る豪栄道(撮影・神戸崇利)
琴光喜(左)を寄り切る豪栄道(撮影・神戸崇利)

<大相撲初場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館

 入幕3場所目の豪栄道が、大関戦初勝利を飾った。立ち合いで右を深く差し、下手をつかむと間を置かずに投げを打った。「決めるというのではなく、体勢を崩す投げ」が狙い通りの展開を呼び、左前みつをつかむと一気に寄り切った。

 前日に朝青龍を破った稀勢の里と同じ21歳。元高校横綱で「将来の横綱候補」と期待されている。だが、相手の琴光喜は、小学6年で全日本選手権を観戦して以来のあこがれの存在。「いつか田宮さん(琴光喜の本名)のようにアマ横綱になって大相撲に入りたい」と話すほどの目標だった。

 関脇の安美錦、安馬に敗れた後だけに、大関からの貴重な1勝を「うれしいです。自信になりました」と素直に喜んだ。4日目は朝青龍戦。場所前には、出げいこに来た横綱に力の差を見せつけられたが、恐怖心は全くない。「楽しみです。思いっ切りいくだけです」。負けん気あふれる新鋭が金星を狙う。【柳田通斉】

[2008年1月16日8時58分 紙面から]

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