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白鵬快勝、千秋楽決戦を意識/初場所

琴欧洲(手前)をすくい投げで土俵にたたきつけた白鵬(撮影・神戸崇利)
琴欧洲(手前)をすくい投げで土俵にたたきつけた白鵬(撮影・神戸崇利)

<大相撲初場所>◇12日目◇24日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(22)が大関琴欧洲(23)をすくい投げで仕留め、1敗を守った。

 白鵬が「千秋楽決戦」を意識し始めた。今場所初の大関戦で白星も、柔らかい表情で余裕を感じさせたこれまでと違い、風呂から出ても緊張感を漂わせていた。「疲れは?」「腰は?」の問いかけにも「大丈夫です」とこぼすだけ。両横綱のマッチレースに「自分のことを精いっぱい、やるだけです」と話すと「ふー」と大きく息を吐いた。

 両脇を締めて踏み込み、琴欧洲の差し手を封じた。同時に右腕をねじ込もうとしたが、まわしがつかめない。「中に入りたかったけど失敗した」。狙い通りにいかなくても冷静だった。突き放して前に出ると、左から豪快に202センチを土俵に転がした。

 琴欧洲との対戦は3場所ぶり。192センチの白鵬にとって、自分より背が高い相手との顔合わせは、そのとき以来だ。取組前には、付け人で最長身の192センチの若春日を初めてぶつかり相手に指名し、感覚を養った。

 口数が少なくなってきた心中を、育ての親の熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は「その話(両横綱の相星決戦)聞くと嫌がるでしょ? 本当はものすごく意識してるんですよ」と代弁した。2連覇の意地がある。賜杯を渡したくない強烈な思いが、吉と出るか凶と出るか。【近間康隆】

[2008年1月25日9時17分 紙面から]

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