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横綱白鵬が意地の3連覇/初場所

- 長女愛美羽ちゃんから祝福され笑顔を浮かべる白鵬。右は紗代子夫人
<大相撲初場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館
横綱白鵬(22=宮城野)が意地の3連覇を果たした。朝青龍との決戦を上手投げで制し、賜杯を守り抜いた。同郷の先輩横綱が不祥事で不在の間、力士トップとして引っ張ってきたプライドで6度目の優勝。モンゴル相撲の大横綱で、横綱の心得を伝授されてきた父ムンフバトさん(65)の優勝回数に並び、2強時代到来を告げた。
意地と意地がぶつかり合った。待ち望んでいた先輩横綱との最高の舞台を、白鵬は力相撲で制した。ガッチリつかんだ右差し左上手は離さない。1度は朝青龍に巻き替えられたが、再び右四つになると、両腕を引きつけてにじり寄った。最後は豪快に左上手で投げつけ、館内に座布団を舞わせた。
白鵬 休んでいた横綱に負けられない気持ちだった。自分は巡業に行って、けいこしてきた。ずっと頑張ってきましたから。
大粒の汗を流しながら、抱えてきた思いをはき出した。朝青龍が休んだ昨夏の巡業は、けいこからフル参加した。昇進2場所目からの1人横綱の重圧にも負けなかった。紗代子夫人(23)が、この一番に向けた思いを明かした。「家に帰ると毎日、自分と朝青龍関のVTRを見てました。私が朝青龍関の名前を出せないほど、近寄りがたい雰囲気で、かなり意識してたと思います」。この日も仕切りで、決して目をそらさなかった。珍しく朝青龍が視線をそらすほど、激しい気持ちをぶつけた。「ホッとしちゃった」と話すその瞳は、かすかに潤んでいた。
6度目の優勝には思いがある。尊敬する父ムンフバトさんはモンゴル相撲の大横綱。「勝った時こそ、次どう勝つか考えろ」「本当の強さと思いやりのある者が横綱なんだ」と帝王学を教えてくれた。もう1人の横綱が不祥事を起こした時、その言葉が浮かんだという。その父の優勝回数に並んだ。年1度のモンゴル相撲との違いはあるが、父の「早くおれに追いつけ」のゲキに見事に応えた。
22歳10カ月で6度目の優勝は史上3番目の若さ。3連覇を果たした力士も、大横綱が名を連ねる。「横綱に勝って、本当の横綱だと思った。横綱になった人しかわからないよ」。若き横綱は新時代到来を告げるように誇らしげに胸を張った。【近間康隆】
[2008年1月28日9時29分 紙面から]
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