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北の湖理事長4選、改革具体案は示さず

4期目の北の湖理事長(中央)は、新任の九重(右)、二所ノ関両理事と会見
4期目の北の湖理事長(中央)は、新任の九重(右)、二所ノ関両理事と会見

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で新理事による理事会を開き、現職の北の湖親方(54=元横綱北の湖)を満場一致で理事長に互選した。北の湖理事長は02年2月に就任以来、4期目となる。

 九重親方(元横綱千代の富士)二所ノ関親方(元関脇金剛)の新顔を含めた新理事会が午後1時30分に開始されると、同32分には会議室のドアが開いた。「周りの推薦があり、満場一致で決まりました。拝命され、身が引き締まる思いです」と北の湖理事長。無投票で新理事、監事が決定していたこともあり、わずか2分で協会トップの続投が決まった。

 4期目に向けて、北の湖理事長は「力士を叱咤(しった)、激励し、土俵に心血を注げるようにしたい」と抱負を述べた。昨年は土俵外で朝青龍問題、時津風部屋新弟子死亡問題など角界の根幹を揺るがす問題が続発し、世論では同理事長の進退を問う声が高まった。協会内でも新理事長候補を担ごうとする動きはあったものの、当人がそれを拒み、この日の予定調和での互選を迎えた。

 文字通り、火中のクリを拾うものがほかになく、再選した同理事長だが、問題の再発防止策については「問題にもいろんなパターンがある。その時の社会状況の流れにおいて、いいことは取り入れながらやっていきたい」と話すのみ。具体案を示すことはなかった。

 初場所は横綱同士の千秋楽相星決戦で盛り上がったが、土俵外は冷めたまま。時津風新弟子死亡問題は今月中の立件が確実視されるが、長期政権の協会トップは「信頼回復は土俵の上が大事です」と繰り返すだけだった。【柳田通斉】

[2008年2月2日9時46分 紙面から]

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