水泳の世界選手権の競泳日本代表が19日、バルセロナ近郊のカレーリャで直前合宿を報道陣に公開し、昨年のロンドン五輪男子背泳ぎの200メートルで銀メダル、100メートルで銅メダルを獲得した入江陵介(イトマン東進)は「すごく調子が上がっている。昨年よりいい色のメダルを取りたい」と自信を見せた。

 五輪で三つのメダルを獲得した女子平泳ぎの鈴木聡美(ミキハウス山梨)は、まだ移動疲れが残っているとしながら「練習タイムはまとまってきている。コーチからも徐々に泳ぎに切れが出てきたと言われた」と好感触を口にした。入江と鈴木は休養日だった。

 地中海に面した屋外プールでは、個人6種目に出場して金を含む複数のメダル獲得を狙う新エースの萩野公介(東洋大)や、女子背泳ぎの寺川綾(ミズノ)が28日からの競技に向けて調整した。代表は25日にバルセロナ入りする。