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≪主役を勝ち取れ!〜3年生 勝負の年〜≫
◆法大の予選会エントリーメンバー◆
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| 氏名 | 年 | 出身校 | ※ |
1 |
長嶺 貴裕 |
4 |
山口・萩 |
無 |
2
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中村 洋輔
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4
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神奈川・鎌倉学園
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無
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3
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坂野 清志
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4
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愛媛・宇和島東
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有
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4
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栗原 健一
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4
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北海道・室蘭大谷
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有
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5
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深津 新太郎
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4
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愛知・千種
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無
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6
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中矢 章太
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3
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兵庫・滝川
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無
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7
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佐藤 浩二
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3
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群馬・東農大二
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有
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8
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杵淵 勉
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3
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新潟・中越
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有
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9
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岡田 拓也
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2
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千葉・東海大浦安
|
無
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10
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山口 航
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2
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東京・国学院久我山
|
有
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11
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原田 誠
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2
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福岡・九州国際大付
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無
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12
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秋山 和稔
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2
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愛媛・今冶北
|
有
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13
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白田 勝久
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2
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北海道・室蘭大谷
|
有
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14
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平野 裕市
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1
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愛媛・八幡浜
|
無
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※欄は高校駅伝出場経験の有無
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来年1月の箱根駅伝出場をかけ、強豪校がひしめきあう予選会が10月18日に行われる。その予選会にエントリーする、我が法大の選手14名が先日発表された。しかしその中に“エース”黒田将由(4年)の名前は無かった。調整遅れの関係でエントリー出来なかったのだ。
彼の不在を補うように、チームの核である4年生、昨年、苦しいチームを支えた2年生が合わせて10名選出されており、予選会突破へ挑む。彼らは成田監督の信頼も厚く、予選会での走りが期待されている。
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昨年の予選会で快走する杵淵 |
だが、その中で3年生は中矢章太、佐藤浩二、杵淵勉の3名のみ。本来中核を担うはずの学年だが、存在が薄い印象を受ける。「谷間の世代」と認識されても仕方無いのではないだろうか。
しかし、彼らの駅伝にかける意識は決して低いわけでは無い。むしろこの予選会を待ちわびて来たのだ。そこには彼らなりの想いがあった。
今回特別に彼らを特集したのは、箱根駅伝に熱意を傾けるのはとかく取り上げられがちなエースや、期待のルーキーだけではない、ということを伝えたかったからである。
彼らの印象が薄いのにはわけがある。中矢以外の2人は、箱根駅伝はもとより主要な大会を経験したことがないのだ。特に佐藤、杵淵は昨年の予選会後順調に調整を進め、本選での活躍が期待された。しかし、本選の直前に故障に見舞われ、最終メンバーから外された。2人は箱根の舞台に立てず、悔しさが残る大会だったに違いない。また中矢は1、2年生共に本選出場を果たしたが、決して満足のいく走りではなかった。そして3人とも同じ学年での競い合いが足りないこと、下級生の伸びに焦りを感じることもあると言う。
しかし、彼らも来年は4年生。最高学年となり、法大駅伝部を導いていかなくてはならない。監督の信頼も勝ち取らなくてはならない。今までのように、上級生や下級生の影に甘んじている時期は終わったのだ。彼らも「今年こそは」という強い意識がある。胸のうちには熱い想いがあるのだ。
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中央が中矢 |
そして、3人とも「2年生の走りはすごい。1年生も伸びてきた。でもだからこそこれからは絶対に負けたくない。今年は本当に勝負の年だから」と口を揃えて意気込みを語る。
今年の予選会は特別に箱根芦ノ湖で行われるため、例年以上に厳しいレースになる。3人も調整を慎重に行い、当日に備えている。
「今年は勝負の年」。その言葉通りの走りをすることで、来年への明るい光を捕らえることが出来るだろう。来年の法大を支えるべく、彼らの挑戦はこれからだ。彼らが箱根駅伝という大舞台に光となって飛び出してきたとき、法大の力は2倍にも3倍にもなるだろう。その日を待ちわび、法大の予選会突破を切望している。
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