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駅伝特集
 このページでは、スポーツ法政の陸上部リポート「オレンジ特急箱根行 2003」を掲載しています。箱根駅伝へ向けたチームの様子をリポートしています。
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オレンジ特急箱根行 2003

箱根駅伝まで1カ月

―合宿から得たもの 「勝つため」のチームへ―


 季節は冬になり、12月を迎えた。法大が見事予選会を1位で通過した10月18日から、約1カ月半が経とうとしている。

 11月20日から27日までの1週間の間、法大は例年通りの千葉・白浜合宿を行った。本選の箱根駅伝本番まで1ヶ月。合宿で得たものは何か、そして本選にどうつなげていくのか。今、チームは動き出そうとしている。

〈合宿の成果〉
 合宿が終われば、法大の目前には箱根駅伝しかない。駅伝シーズンへの体力づくり中心の夏合宿とは違い、「箱根駅伝本番を想定しての合宿」である。そのメニュー内容は、監督就任5年目を迎える成田監督の「今年こそは」という想いが現れている。

 その内容について、成田監督は「故障者を出さないよう、無理な走りこみはしていない。そして今までの合宿と最も違うことは、集団走を一切行わなかった」と語る。選手たちをA、Bの2つのチームにタイム差ごとに分け、徹底的に競わせたのだ。また、時間をずらして選手をスタートさせ、1人で走る場面の多くなる駅伝に対応出来るようなレースも行った。それは選手たちに多大な効果をもたらした。Bチームに入れられた選手はその状況に奮起し、合宿終了前にはAチームに上がり、またAチームの選手たちも危機感を抱きつつ、刺激的な練習だったようだ。

 この練習方法には、常々監督が意識している「自ら考えて走れる選手」を育てる意図があったに違いない。集団走で強いのは良い、しかし駅伝では個人でいかに走れるかにかかってくる。強豪校と対等に競うには重要な課題だからだ。

〈主将の思い〉
 監督の意気込みに呼応するように、主将・長嶺貴裕(経4)も「4年間で最も順調な合宿だった。選手たちにも焦りは無く、落ち着いた雰囲気。選手たちはもう大学生で大人だから、自分自身で克服すべき課題を見つけ、考えて走らなくてはいけないと思う。その意味でこの合宿は良かった」と熱く語る。

 1年生の頃から、チームの中軸を担ってきた長嶺も今年が最後の箱根だ。主将としてかける思いは強い。法大のかつてのエースのように派手な活躍はないが、その分「自分で考え走る大切さ」を下級生たちに、自らの走りで静かに伝えている。

〈結果を求め〉
 ここ数年、法大は故障者で苦しめられている。一昨年の徳本、昨年の土井と常に影が付きまとっていた。しかし、今年はその危うさがない。マスコミにあおられることも無く、静かに、しかし確実に合宿のメニューをこなせたと苅谷部長も語る。

 もう恐いものはない。監督、そして選手たちはつらい経験を乗り越え、一回りも二回りも大きくなった。法大の本領が発揮されれば、確実に結果はついてくるだろう。

(市川 希美)
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