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スポーツ法政コラム「オレンジ特急箱根行き」

新生法大の走りを見せてくれ!
−全日本大学駅伝に期待−

<スポ法の直前リポート>

 10月19日、箱根駅伝出場をかけた予選会が終わり、法大は見事3位通過で箱根への切符を手にした。

 昨年、まさかの箱根途中棄権のため、法大は10月14日の出雲駅伝に出場できなかった。

 そのため、11月3日に行われる全日本大学駅伝が、箱根前最後の大きな大会となる。昨年は5位でシード権を獲得している法大。箱根前の各校が、他校の実力を測る重要な大会だ。今年の大会を目前に控え、成田監督と、主将である土肥に全日本大学駅伝についての抱負を聞いてみた。

 まず成田監督、土井ともに「全力で取り組んだ予選会での皆の疲れが、どのくらい取れているかにかかっている」と語った。

 今は軽めの練習で、選手たちは体調を整えているようだ。

 そして、成田監督には監督ならではの悩みもある。

 「誰にどこを走らせたら良いのが考えている。本番では8人も選ばなくてはならない。1、2年生たちが力を付けてきているので、何人か可能性があるだろう。それからやはり土井や3年生に頑張ってもらうことになる」。

 駅伝は1人の力ではどうにもならない。選手のチームワークが重要だ。

 着実に力を付け始めている1、2年生が、どの程度大舞台で力を発揮できるか。また昨年の経験者たちが、どれほどの底力を見せるか。

 息の合った走りを見せてもらいたい。

 気になるのは順位だ。全日本での6位以内が、次の年のシードを獲得することが出来る。出雲駅伝で優勝した山梨学院大、昨年の箱根駅伝優勝の駒大など、強力なライバル校と競い合わなければならない。

 成田監督は「とにかく6位以内でシードは絶対に欲しい。しかし関東から強い学校ばかり出場する。走ってみないと分からない」と語るにとどまった。

 一方、エース土井からは頼もしい言葉が聞かれた。

 「チームの順位としては、3位も狙えると僕は思っている。自分個人としては、昨年は調子が悪くて区間2位という成績だった。しかし今年は区間賞を狙っている」と強い意気込みを語ってくれた。

 法大陸上部のエースとして、ここ最近着実に結果を出している土井。発言や表情からもエースとしての気合や責任が感じられた。

 エースの意気込みが強ければ、それはチームにも跳ね返り、さらなる力となるのではないだろうか。予選会を乗り越え、チームの雰囲気は大変明るいという。普段の練習風景も、法大らしく和気藹々と取り組んでいる。

 11月3日、伊勢路での選手たちの走りが、今から楽しみだ。

 全日本大学駅伝が、箱根路への大きなステップになることを期待したい。
(市川希美)


※次回は11月6日(水)更新 「全日本大学駅伝を振り返る(仮)」をお届けします。

<バックナンバー>
「土井だ!土井が来た!!」<スポ法の箱根駅伝予選会リポート>


協力大学スポーツ新聞






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