スポーツ法政 01’4月号

三冠目指して 後藤 死角なし

 21世紀最初の東京六大学野球はこの男が大暴れする。戦後10人目、史上最速の三冠王後藤武敏(文3)。3季連続首位打者の記録もかかる今シーズンだが、一気に2度目の三冠王をねらう。第21回アジア選手権大会全日本メンバーにも選出され、全試合4番を任された。全日本でも実績を残してきた後藤は、リーグ戦でも打って打って打ちまくる。

打の追求

 「たまたま打撃が良いから使ってもらっているだけなんですよ。だから必死に練習しています」。数々の栄光を勝ち取ってきた後藤から思いもよらない言葉が出た。しかし、そういう危機感を持った彼だからこそ期待に応えてくれるのだ。
 高校時代は甲子園春夏連覇、大学では戦後10人目、史上最速の三冠王と華々しい経歴を持つ後藤だが、本人も認める生命線であるバッティングへのあくなき追求は計り知れない。本塁打を増やすために今現在取り組んでいるのは「右方向に大きい当たりを飛ばすこと」。つまり、広角打法を会得しようとしているのだ。外角への球も本塁打にしようというハイレベルな挑戦だ。本塁打が増えるということは必然的に打点も増える。2季連続で首位打者を獲得している後藤にとってみれば、それだけ三冠王に近づくということになる。そのために毎日毎日バットを振りこむ。時にはテレビの野球解説を参考にして練習で試すこともあるという。
 今季卒業した廣瀬(現広島)と阿部(現近鉄)は「期待する後輩は?」という問いに後藤の名を出した。実績、実力も理由の一つなのだろうが、こういう野球に対する取り組み方も考慮して「後藤」と答えたのだろう。本人も「野球に取り組む姿勢は自分でも良いと思うし、練習量も多い」と言うように野球に対する情熱は人一倍である。

全日本4番

 今年は廣瀬・阿部が抜け、法大打線はいま一つ迫力に欠ける。しかし、後藤一人の存在がその大きな穴を埋める可能性は大きい。後藤は先月19日〜25日に台湾で行われた第21回アジア選手権大会に全日本メンバーとして出場した。出発前、後藤は「体は万全。良いところしかない。絶好調です」とうれしそうに語った。その言葉がウソではないことを示すように全試合4番に座った後藤は、17打数8安打、打率.471という見事な活躍を見せた。全日本で4番の座を譲らなかったのも称賛に値するが、4番できちんと期待どおりの結果を残せたことも自信につながるはずである。また、好調なのは良いのだが、この時期一番恐いのはケガである。しかし、「体の調子が良すぎるので、オーバーワークにならないように注意しています」と本人も言っているので心配はいらないようだ。

上へ上へ

 これだけの打者であれば当然、相手からのマークも厳しくなる。配球を考え、きわどいコースで勝負してくる。もちろん四球も増えるだろう。しかし、そこは強打者が避けては通れない道である。法大の4番としてその困難を乗り越えた時、2度目の三冠王とリーグ優勝は果されていることだろう。当然優勝のカギを握るのはこの男しかいないのだ。
 これから後藤はどんな記録を六大学野球に残し、何度法大を優勝へと導くのだろう。想像もつかない。しかし、それらの記録・実績を引っ提げてさらに上の世界へと飛び立つことは容易に想像がつく。プロへ、世界へ。期待は膨らむばかりである。

(蔵方 佑介)

 後藤 武敏176cm・88kg 右投げ右打ち。愛称・ごっちゃん。1980年(昭和55年)6月5日、静岡県・浜松市生まれ。上島小3年から野球を始める。横浜・鈴木尚典選手と同じ浜松シニアでは4番三塁手。全国大会準優勝に大きく貢献した。その後横浜高校に進学。1年時、夏の甲子園に出場し代打でヒットを放つ。怪我で泣いたものの3年時には西武・松坂大輔投手等と共に甲子園春夏連覇



俺に任せろ!! 開幕投手 土居"14"

 法大のエース・土居龍太郎。彼は昨年、一本目の柱としてチームを支え、絶対的な信頼関係を築いた。今年は全日本にも選ばれ、六大を代表する投手に成長。新しい球種に取り組むなど、今もなお、どん欲に進化し続けている。
 シーズンの流れを左右する開幕戦。そのマウンドに立つのは、この男しかいない!!

法大のエース

 昨年、土居は春・秋連続でベストナインに選ばれた。「チームに貢献したい」(土居)。このまっすぐな気持ちが、彼に力を与えている。
 最多勝となる6勝を上げた昨秋、その全てが万全な状態での登板ではなかった。不調のため球威は落ち、変化球のキレも良くない。それでもチームのために投げ、そして勝ち続けた。通算防御率1.17の成績からもわかるように、三塁は踏ませても、そう簡単に本塁は踏ませない。土居はそんな粘り強い投球をする男である。 精神的にも肉体的にも、エースに成長した土居。「安定性、そしてここ一番という大事な試合での強さを期待している」(監督)。彼は今、監督、チームメイトから絶大なる信頼を得て、周囲からも注目を浴びる存在である。
 「自分のやるべきことをやるだけ。注目されることを意識して重荷にするのではなく、注目されているからこそ、頑張りたい」(土居)。プレッシャーさえもプラスの材料としてしまうのだ。彼の言葉から、エースとしての自信をはっきりと伺うことができる。

今季のカギ

 3月、土居は後藤(文3)と共に全日本に選ばれた。昨年の活躍、そしてこの全日本への召集により、他大学は今まで以上に土居を研究してくるだろう。
 彼の武器は、決め球となるキレのいいスライダーと140キロ超のストレートである。それらに加え「今季のカギとなるのは、ストレートとスライダー以外の球種をマスターできるか」(監督)だという。投球の幅を広げ、打者を翻弄するためには、第三の球種の習得が不可欠である。

そして開幕へ

 米国での合宿、全日本の台湾遠征、オープン戦−そして迎える開幕。休む暇なく組まれる過密日程の中、「100%を開幕に持っていきたい」。土居の心は、絶えず開幕を見据えている。一本目の柱は、この男しかいない。頼れるエースは、持ち前の粘り強さと、巧みな投球術で、今年も神宮球場を湧かせてくれるだろう。

(小田桐 由紀)

 土居龍太郎(どい・りょうたろう)1981年1月11日生まれ 右投右打 181p・80s 高知高出身 背番号「14」 (通算成績)11勝4敗 防御率1.17 '00秋、最優秀防御率


チーム一丸で 法政大学野球部チーム評

 昨年、春季リーグでは優勝したが、これは他力でのもの。自力優勝を目指して臨んだ秋は2位。「今年こそは」という意気込みで2001年を迎えた。今年度主将の田中公浩(法4)を中心に「活・克・勝」というスローガンを掲げた。そして、これをもとにチームはリーグ戦に向けて準備を進めてきた。春季リーグ開幕まであとわずかだが、「雰囲気はいいですよ」と田中が言うように、選手達は順調な調整を続けてきたようだ。

米国での経験

 今年は3月3日〜17日に米国のロサンゼルスで合宿を行った。ここでは主に現地の大学のチームと交流試合をやっていた。その中で田中は「ショックを受けた」という。「現地に行く前までは、米国の野球は大雑把というイメージがあった。しかし実際見てみると、バント・右打ち・中継プレーなどの細かいプレーがきっちりと基本に忠実にされていた。また練習に取り組む姿勢も見習うべき点が多かった」と話しており、また各選手にも得るものが多かったようだ。
田中が「米国でスタートラインにたてた」というように、これ以降チームは改めていい方向に向かい、より結束力が高まったようだ。

競争

 このような状態においてチーム内では、互いに刺激しあい、激しい定位置争いが繰り広げられている。そこで山中正竹監督にオープン戦序盤の段階での選手起用の構想を聞いてみた。
まず投手は、昨年実績を残した土居が中心になるだろう。問題はもう一つの先発枠である。山本隆之(営4)藤井了(法4)奈須耕一(法3)亀川裕之(文3)松本祥平(法2)が候補に挙がっているが、奈須が一歩抜け出しているようだ。
また野手は、ここ数年1番打者に悩まされてきたが、俊足好打の金井淳一郎(法3)河野友軌(営3)の台頭でそれが解消されつつあるようだ。この二人と多井清人(営4)南建三(法4)青山修(文4)田中公浩で外野を争う。
内野は後藤武敏(文3)が一塁手から三塁手にコンバート。空いた一塁を巡って三木康平(文4)人見剛(営3)長崎清一(営3)の3人にチャンスがやってきた。また、遊撃・二塁を昨年は三塁手だった清水昭秀(文4)亘伸哉(営4)沢村幸明(営3)が、捕手を浅井良(法4)新里賢(法2)が争うことになりそうだ。
監督はリーグ戦を戦う中で重要なことは「投手陣を含めて守りの意識を強く持つこと」だという。六大学は好投手が多く、簡単に点がとれないことが予想される。だから「無駄な点をやれない」(監督)のである。この辺りが徹底されれば優勝への道が切り開かれていくだろう。


(斎藤 修一)


今季も日本一だ!! アメフト部

 171cm74kg、RBとして決して大きいわけではない。しかし気持ちの中に抱く闘志の大きさは底知れない。白木周作(文4)がトマホークス甲子園連覇への道を切り開く。
 昨年、法大オフェンスは大きな変化を遂げた。これまでラン一辺倒だった攻撃にパスを加えた。その中で白木はRBのスターターとして大活躍。ラン攻撃の柱として、そして時にはパスレシーバーとして、法大オフェンスの変化に大きな役割を果たした。そして昨年の甲子園ボウルではMVPを獲得する。「MVPは自分としてではなく、オフェンスチーム全員で取れた賞。」と白木は言う。確かにRBが活躍する背景には下地を作ってくれるチームとしての役割は大きい。しかし、あと1ヤード欲しい時、ここぞと言う時にQBからボールを託される絶対の信頼が白木にはあった。
 4年になった白木は今季オフェンスリーダーに就任した。「自分が上に立つようになって、周囲に気を配る事が大切だと思うようになった。一人でやっているのではない。」と語る。「アメリカンフットボールという競技はどこか一ヶ所でも弱いところがあると、たとえ強いところがあっても生かされない。」と青木助監督は言う。昨年MVPを獲得できた白木はチームとしての大切さを感じた。オフェンスチームの活躍があって自分が生かされるという自覚の現われなのだろう。
 昨年の夏、白木はサイズ強化を図り6kg増やした。今年は更なるサイズアップを目指している。秋のリーグ戦では一回り成長した白木周作が見られることだろう。
 「4年生が抜けて戦力が低下した事は事実。でも心配する事は無い。それぞれの個人の能力は高い。あとはそれが出るかどうか」と白木は言ってくれた。
 MVPを獲得し一回りも二回りも成長した"エースランナー白木周作"を中心とするオフェンスチームは甲子園ボウル連覇に向けて視界良好だ。

(武田 教秀)

白木 周作(しらき・しゅうさく)171p・74s 日大高出身 背番号「36」文学部日本文学科4年 愛称=みのる 好きな言葉=シャカ 好きなタレント=渡辺満里奈 趣味=部員にイタデン  学生に一言=「試合を見にきて下さい」


アメフトコラム 遥かなるエンドゾーン

 『学生主体』、法大トマホークスの特筆すべき特徴である。フルタイムの監督、コーチ、役員等を置き、チームを運営するチームがほとんどの中、トマホークスはチームの運営に関する全ての事を学生達自身で行っている。近年の学生スポーツの性質からして学生達だけで運営していく事は非常に難しいと言える。しかし、昨年トマホークスは自分達の手で作り上げたチームを、ついに学生日本一へと導かせたのである。
 『トマホークスイズム』とでも言うべき信念を部員達全員が確実に理解し、一丸となって1つの物に向かう。決して強要を迫るのでは無い。「何故それが必要なのかをわかる事が大事。わかる事で自主性が生まれる。自主性がチームを動かす。」と青木助監督は話す。そのためチームを1つの方向に向かうようまとめ上げる主将と言う役割は一際大きな役割を担う。
 今季その新生トマホークス主将に決まったのが小林桂一(法4)である。トマホークスの主将は部員達全員の投票で決められる。「正直自分になるとは思っていなかった。」と小林は話す。彼は1年の冬に怪我をして2年の一年間をリハビリに専念せざるをえなかった。そして3年になった昨年、DEのスターターとして甲子園ボウル制覇に大きく貢献した。怪我という自分との戦いを乗り越えた不屈の精神力でチームを鼓舞する。「下の人間がついてこられるような、全てにおいて信頼の置けるようなキャプテンになりたい。」と話す。『学生主体』については「うちにしか出来ないシステム。何事も自分達自身で考えなければならない。大変な事は大変だが、勝つためにやっていること、やりがいがある。」と語った。 『更なる挑戦〜甲子園で勝つために〜』これが今季のトマホークスのスローガンである。「挑戦」を掲げた昨年のチームは見事栄冠を勝ち取った。不屈の精神力を持つ新主将・小林が率いるチームは必ずや甲子園で勝つという目標を成し遂げてくれるであろう。

(アメフト取材班)

小林 桂一(こばやし・けいいち)185cm95kg 日大三高出身 法学部法律学科4年 愛称=ケイイチ 好きな言葉=進歩 好きなタレント=稲森いずみ 趣味=音楽鑑賞 学生に一言=「応援よろしくおねがいします」


今季こそ日本一だ!! ラグビー部

新たな船出

 昨シーズン、大学選手権で準優勝を果たした法大ラグビー部が日本一を目指し動き出した。前年の春シーズンは主将交代制をとったが、今季は主将を春から固定するやり方に戻した。そこで部員の投票により昨季、リーグ戦・大学選手権全試合スタメン出場を果たした浅野(経4)が新主将として選出された。主将になったときの気持ちを尋ねると「がんばろうと思った」というシンプルな答えが返ってきた。  昨シーズンは前半から大東大、日大などリーグ戦の強豪とあたり、さらにFWの主力がケガで出遅れるなど多くの不安がつきまとう中でのシーズン開幕となった。しかしケガの主力選手に代わりレギュラーに抜擢された浅野はLOとしてそんな不安を吹き飛ばすような活躍をする。二年生の時まで公式戦出場がほとんどなかった浅野だが、先輩の平塚(現トヨタ自動車)と共にラインアウトの中心になり、グラウンド狭しと走り献身的なサポートを繰り返した。試合を重ねる毎にまわりの評価を上げていきチームには欠かせない、いぶし銀的な存在へと成長していった。昨季の快進撃の立役者といっても過言で無いほどであった。武村監督もシーズン終了後「浅野が今シーズンのMVPだ」と語るほどの信頼をよせている。昨季の活躍に加えてケガの少ないことも一因となり部員も納得する選出となった。今季FWだけでなく法大の中心として希望が託された。
 今季は平塚という大きな柱が卒業したが昨年のレギュラーメンバーが多く残る。浅野は「四年生の仲が良いので意見を言い合いたい」と語り、昨季国立(大学選手権準優勝)を経験したチームメイト達と新しいチームを作っていこうと考えている。また部員全員には「積極的な姿勢」を持つように期待している。それは自分自身が積極的な姿勢を出しチームの中心選手となったからこそ出てくる言葉のように感じられた。今季のチームのスタイルもやはり各大学を震撼させたタックルを中心としたディフェンスを第一に考えたスタイルになりそうだ。オフェンスの面は昨年のBK陣がほとんど残るため今年もWTBでトライを取る形がより洗練されるだろう。

雪辱

 課題としてあげたのは昨季から言われている「組織プレー」である。この部分での差が関東学院大戦で出てしまい優勝を逃してしまった。やはり関東学院大に対しては「負けたくない」という気持ちを浅野は強く持っている。それは全部員共通の思いだろう。昨シーズン、法大は二敗を喫したがその二敗とも関東学院大からリーグ戦、大学選手権決勝で喫したものだった。同じ相手に一シーズンで二度敗れるという苦杯をなめさせられた相手だけにその思いは痛切に伝わってきた。
 その悔しい思いを晴らし日本一を目指す浅野新主将率いる法大ラグビー部の長い一年が始まった。

(庄司 岳史)

◆ 浅野 良太(あさの・りょうた)184センチ・92キロ。本郷高校出身。経済学部4年。▽今シーズンの目標…「もちろん日本一」▽読者へひと言…「応援に来て下さい」


ラグビーコラム 栄冠目指して

 昨季、法大の快進撃の原動力となったのは、相手の懐深く低く突き刺さるタックルだった。その中心となったのが赤沼源太(経4)と渡辺哲也(社4)の大学最強ともいわれるCTBコンビだ。特に大学選手権準決勝・慶大戦の勝因は、この二人が先頭となり全員が80分間、集中力が切れることなく弾丸タックルを浴びせつづけたことであった。綿密なスカウティングで知られる慶大の林ヘッドコーチも「予想以上だっ た」と語ったこの二人は、まさに昨季の法大ラグビーの象徴であった。
 1年生時から随時試合に出場し、経験豊富な赤沼。持ち味はやはり持ち前の闘志を前面に出した激しいタックルだ。相手を一発で仰向けに倒すタックルは常にチームを鼓舞しつづけた。また、攻撃面では以前はボールを持つと突進する場面が多かったが、昨季はプレー選択の幅を広げ、おもに周りを生かすプレーでボールをつなぎ渡辺やWTB斉藤(経4)などのトライを演出。もちろんボールを持って走っても以前にも増した激しい走りを見せた。
 一方の渡辺も赤沼と同様に力強く激しいタックルでチームを引っ張り、相手にプレッシャーを与える。そして突破力も抜群だ。パワーとスピードを兼ね備えた突進は学生ではトップレベルの実力を持つ。そ突進で大学選手権準決勝では日本代表である慶大FB栗原を弾き飛ばして決勝トライを奪い、決勝の関東学院大戦でも個人技で3人を交わしてトライを決めた。それらのプレーぶりが認められ、今春見事に学生日本代表と日本A代表(日本代表予備軍)に選ばれた。
 赤沼が法政二高、渡辺が法政一高出身と付属高時代から将来の法大を担うと有望され た二人の大学最後のシ−ズンがいよいよ幕を開ける。この二人が法大の9年ぶりの大 学選手権制覇へのカギを握っていることは間違いない。

(西岡 良修)


邑木(むらき)大躍進 陸上部

 昨シーズン、法大陸上部は燃えに燃えた。為末(経4)、川畑(法大OB)のオリンピック出場に続き、箱根駅伝では大健闘の4位入賞。まさにオレンジ旋風の吹き荒れた年となった。そして今シーズン最も注目すべき選手は、法大陸上部の看板となる男、主将邑木隆二(経4)である。

飛躍

   2000年6月、シドニーオリンピック最終選考。そこに邑木隆二の名前は無かった。苅部俊ニ(現・富士通・法大OB)との現役、OB対決。400メートル最後の切符を賭けた争いは苅部に軍配が上がった。このときから邑木の"世界"に対する思いは日増しに強くなっていくのである。
 昨シーズンは水戸国際で5位、関東インカレでは2位と、前半を好調な滑り出しで折り返した。しかし、全日本選手権、アジア選手権あたりからけがに悩み始め、全日本インカレには出場することさえ出来なかったのだ。
 邑木が本格的に練習を開始したのは12月頃から。冬は走りこみを中心に練習をおこなた。距離を踏んで試合に臨むためだという。「今は順調」。2月に行われた日中対抗室内陸上大会(天津・北京・横浜)では見事に三連勝。その言葉がきちんと結果にも表れている。
 「今シーズンは世界を狙っていく。まずは世界選手権に出場することが目標」。笑顔で話す邑木の表情からは確かな自信がうかがえる。「全日本インカレはもちろん優勝」。邑木の視線は、もはや国内にとどまらず世界に向いている。オリンピック出場を逃した悔しさが、邑木をさらに大きくさせたのだろう。"邑木"という名前を私たちが世界の舞台で耳にする日は、すぐ側まで近づいている。

主将

 「主将になり、これといって変わったことは無い。いいかげんな主将だと思われても困るけど」。花粉症で苦しそうな表情を浮かべながらも、終始笑顔の邑木。
 「遊びなさい」。邑木から法大生へのメッセージだ。自分のやりたい事をやれ、遊ぶ時は思い切り遊べ、という意味なのだろう。
 "世界"という大きな目標にむかって練習している邑木の姿は、グラウンドでも一際目を見張るものがある。ますます邑木から目が離せない。今後の活躍が楽しみである。

(中山 明子)


絶対日本一になる!!フェンシング部

新チーム

 「学生に敵はいない」。全日本選手権のフルーレ個人で準優勝を収めた新キャプテン渋木(法4)は、自信を持って言い切る。勝つことが当たり前。そんな常勝フェンシング部にややこしい言葉は必要ないのだ。サーブルの石山(営4)も「総合力で不安は全くなく、99%負けることは無い」と余裕の表情を見せる。一方エペも少数精鋭ながら、戦力、気力共に十分である。初々しさの残る2年の清野(営)からも「優勝します」との頼もしい言葉が。
レベルが高いチーム内で、先輩後輩も関係なく上を狙っていく姿勢が、かれらのレベルアップにつながっているのだ。

目標

 彼等の実力に見合う舞台、全日本選手権大会。昨年のその団体戦で彼等は、一冠も手にすることが出来ないという悔しい経験をする。「自分たちの強さがプレッシャーになってしまった」ことが敗因だ。しかし今年は違う。同じ失敗を繰り返すことのないように「強気でいく」と渋木。その勢いが彼等の強さをより引き出してくれるはずだ。
 そして今、全日本選手権三冠の獲得を目標に「今年はゼロからのスタート」(渋木)と、気持ちを新たに練習に励んでいる。
 栄冠を勝ち取るに相応しい実力をもった騎士達。今年も、その自信に満ちた言葉通りの活躍を見る事ができるだろう。

(嶋田 多江子)


新主将柳沢将之 サッカー部

 新主将に柳沢将之(社4)が決定。1年時から法大を支えてきた柳沢も今年、最上級生。"1部昇格請負人"は最後の年に全てをかける。

闘将の魅力

 試合中、柳沢のコーチングの声は、ピッチ上そしてスタンドまでこだまする。前線から激しくプレスをかけてくれたFWには「サンキュー」とその労をねぎらい、相手に囲まれ慌てている仲間に対しては「簡単に!」と無駄なプレーは省くように適切な指示を出す。当たり前のことではあるが、90分間その声は止まることを知らない。その集中力こそ柳沢の最大の武器だ。
 昨年の法大は、「春先はまとまっていて結果を残したが、秋のリーグ戦終盤は崩れてしまった」とあと一歩届かなかった一年だった。横谷監督就任4年目となる今年は、「コミュニケーションも問題なく、戦術も浸透している」とチーム状態は上向き。「チームを1部昇格へ向けて引っ張りたい」と主将の自覚十分の柳沢を軸に、法大は春から旋風を巻き起こすに違いない。

夢に向かって

 また、今年は柳沢個人としても勝負の年となる。3月上旬に熊本で行われた第15回デンソーカップチャレンジサッカーに関東選抜B主将として参加。優秀選手に選ばれ、見事全日本大学選抜入りを果たした。「全てがアピールの場」と捉えている柳沢の狙いは8月に行われるユニバーシアードまで代表に残ること。そして、その先に見えてくる自分の夢「プロ入り」。精神力と高いモチベーションを持って自分の夢に突き進む柳沢将之、今まさに挑戦の時!

(鈴木 優介)


一部に懸ける想い バスケ部

  2月20日。市ヶ谷体育館にて法政バスケットボール部始動。昨年二部リーグ優勝、一部昇格を果たした法大にとって今年は、真の力を試される大事なシーズン。馬場コーチに今シーズンにかける想いを聞いてみた。

 今季より、正式に就任した馬場コーチ。コーチは学生時代バスケ部に在籍し、法大の黄金時代を築いた名プレイヤーでもある。
 昨シーズンまでは梅津コーチのもとフォーメーション主体のバスケをしてきた法大。馬場コーチは、梅津コーチとともにプレーをした事もあり、お互いを知り尽くした仲だ。しかしながら、お互いのバスケに対する微妙な価値観の違いも感じていた。昨シーズンの選手達は、敵と戦っているというよりベンチと戦っているようなところがあった。そうではなく、一人一人が団体競技としてのバスケを楽しめるようなチームにしたいとコーチは言う。「助け助けられるという経験をし、いい形で卒業して社会に出ていってほしい」と語るコーチ。コーチというよりも、バスケ部の先輩として、選手へ語りかけるような熱意が感じられた
。  「法大にコーチとして戻ってきた時、上下関係のなさに驚いた。4年生を頂点として、一人一人が組織の一員としての役割を果たして欲しい」とある程度の上下関係は必要と話す。一部との力の差はチームワークでカバー。馬場コーチの指導のもとチームワークを武器とする新生法大バスケ部に期待したい。

(八木下 優里)


バレー部高さでパワーでスピードでV誓う バレー部

  4月7日、平成13年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦が駒沢体育館で幕を開ける。我が法大は今季、新主将・大角(営4)を始めとする実戦経験豊富な4年生が全員でチームを引っ張る。即戦力の呼び声高い1年生も合流。開幕を間近に控え、優勝を狙うべく選手の意識は高まる。

 いよいよ春季リーグが開幕する。各大学ともチームの中心を成していたスター選手が抜け、新体制を敷いて優勝を狙う。例年どおり大混戦が予想される今リーグ・21世紀最初のタイトルの行方は―。
 「一番上になって、バレーに対する気持ちが大きく変わった。」(大角)。我がチームの絶対的柱であった諸隈直(現・富士フィルム)がチームを離れて3ヶ月。「4年生によってチームの方向性が決まってくる」(池谷マネ・経4)というように、必然的に大きくなる最上級生の存在。諸隈直のような大黒柱的選手が居ない今年、新主将に抜擢された大角(営4)副主将の青山(営4)、小泉(営4)を始めとする4年生全員がチームを引っ張る。下級生の頃からコートに立ち、勝利に貢献してきた新4年生7人。「上がしっかり支えている強いチームを目指す」(青山)。最上級生となり、彼等の意識は高まりを見せる。
 また、学生選抜に参加した畑田(営3)、チームのムードメーカー真鍋(営3)、リベロからアタッカーに復帰した松本(営3)ら3年生陣も逞しさが増し活躍が期待される。
そして、未知数の力をもつ1年生。「まだ5分の状態だが手ごたえはある」と吉田監督は評価。今リーグからレギュラー争い参戦する。
 「どの試合も気が抜けない」(監督)状況ではあるが、法大の得点力、爆発力は他大学にとって相当の脅威。悲願の優勝に向け、チームは最終調整に入る。

(奈良輪 織恵)


強く!速く!!美しく!!! 氷の世界 スケート部

一致団結・頂点を極めろ! アイスホッケー

 いよいよ新チームが動き出した!東洋大、早大、明大と共に四強と称される法大の目標は、もちろん優勝。そのために重要視されるのは精神面、そして一体感である。

精神面の克服

 「課題は気持ちの面」。優勝へ向け、監督はこう語った。練習は与えられたことを一生懸命やればいい。しかし試合では、そう簡単にはいかない。様々な駆け引きの中で、イライラが募ったり、ストレスを感じたりする。一生懸命さが反則という形で現れないよう、「気持ちのコントロールをすることが大切」(監督)である。昨年度はそれができず、三大タイトルを全て東洋大に奪われてしまった。優勝するためには、精神面の克服がカギとなる。

心を一つに

 もう一つのポイントとして、監督は「キャプテンを中心に一つになれるか」ということを挙げた。団体競技では、チームのまとまり具合が物を言う。法大をまとめるのは、主将・中田(法4)である。コーチも「文句なし!」と絶賛、そのリーダー性には定評がある。中田を核として信頼関係を築き、チームが一つになったとき"優勝"の二文字は自ずと見えてくるだろう。

五輪へ! フィギュア

 日本を代表するエース、本田(法3)と竹内(文4)。彼らの視野には、来年2月の冬季五輪がある。最上級生となった竹内は「今までの集大成を見せたい」と語った。五輪出場枠は2人。4回転ジャンプを確実にし、その枠を狙う。
 また、チームとしては竹村主将(文4)を中心にインカレ優勝も目指す。それぞれにとって勝負の年。美しく、ダイナミックな演技を期待しよう。

限りなき力 スピード

 記録との戦いであるスピードスケートでは「最後まで諦めない、自分の限界を自分で決めない」(コーチ)ことが大切である。昨季はインカレで7位と、思うように力を発揮できなかった。主将の遠藤(文4)は「一人一人が自覚を持って練習しなければならない」と再出発を誓う。今年こそ、知久(営)・小嶋(営)の2年生コンビがチームを引っ張り、全員が無限の力を信じていい滑りを見せてくれるはずである。

(小田桐 由紀)


咲き誇れ!!新生応援団

 12月の幹部交代から3ヶ月。21世紀初の法大応援団は、団長・濱野雅輝(文4)を中心に日々活動している。しかし応援団の見せ場は4月、体育会の始動と同時にやってくる。

日々活動

 リーダー部、チアリーダー部、吹奏楽部で構成されている法大応援団。その活動は法大体育会の応援だけではない。2月には入試アルバイト、6月は六大学が集まる『六旗の下に』というステージがあり、11月の学園祭の準備、そして12月にはその年の締めくくりとなる『オレンジの集い』。学校が長期休暇の時期も毎日登校し、非常に多忙な毎日を送っている。
 法大応援団の今年のスローガンは「応援団としての自覚と誇りの研鑽(けんさん)」。近年、一般学生の気質が変わってきているのは誰が見ても明らかである。しかし、昔と変わらぬ姿でいるように見える応援団にも、そのような風潮が見られるのだという。改めて自分達の在り方を考え直し、「応援団は本来、学生の模範となるべき存在」ということを全団員が意識して、一年間活動していこうという意味がこめら れている。

法大は愛すべき学校

 今年度団長を務める4年生・濱野雅輝は法大生にメッセージを残してくれた。「4年間の学びの場となる法大を好きになってください。僕自身は不本意な受験の結果で入学しましたが、今では誰よりも法大を愛しています。母校愛をもてるだけのものが法大にはあるはずです」。
 応援団は学生の模範たるもの。けれど大学では一種特殊な団体。学生に一番馴染みのある六大学野球の応援活動でさえあまり浸透していないのが現実である。だが応援団の素晴らしさを知らないまま大学生活を終えるのはもったいない気がするのだ。普段応援団の姿を目にすることの多い市ヶ谷生だけでなく、多摩や小金井に通う法大生も一度応援団とふれあってみてはどうだろうか。彼らは多くの学生達がともに声援を送ってくれるのを心から待ち望んでいる。

(望月 春香)


恐縮です。梨元勝氏インタビュー

 スポ法4月号恒例の法大OBインタビュー。今回は自らを「うさんくさい」と評し、TVなどで大活躍中の芸能レポーター・梨元勝氏が登場!!世間からは冷ややかな視線にさらされる事が多い同氏だが、その内面にはとてつもなく熱いジャーナリズム精神が存在した。

法大丸秘話

―まず、なぜ法大に進学されたのですか?

実は僕、高校時代時代に留年して2年生を2回やってるんだけど、その高校がすごい自由な雰囲気で全く英語を勉強しなかったからなんだよ。その周りが大学受けるから僕も受けようって感じだったんだ。いろんな大学受けたんだけど、法大の社会学部しか受からなくて、しかも補欠合格だったんだ(笑)。それで、受付で賛助金を払えって言われたの。そうすれば優先権がもらえるからって。それで賛助金払って入学したんだけど、この仕事をしてからこのことをラジオでしゃべったら法大からしゃべらないでくれって怒られたんだよ(笑)。

―どんな学生でしたか?

入学してからは、当時は学生運動がすごい盛んな時期だったんだけど、そんなのまったく知らなくて自治会委員になっちゃったんだよ。僕は高校時代、生徒会やってたんでそれと同じノリだったの。で、国会へデモに行ったんだけど、そこで警官にむちゃくちゃにされて嫌になってやめたの。それからずっと学校には試験期間だけ行ってアルバイト生活をした。成績なんてAは4年間で3つくらいしかなかったかな。卒論も友達に書いてもらったんだけど、その事もラジオでいったら先生が怒っちゃったらしい。後でTV局が取材したら梨元なんて学生は知らないって。知ってるくせに(笑)。それで今度はちゃんと4年で卒業したんだけど、進路の事では、人生についていろいろ迷いがあった。アルバイトばかりして大学生活はなんだったんだろう?って。それでもう一度大学生をやり直そうと思って高校の先輩に相談したら、ふざけるなって怒られた。僕は両親を早くに亡くして祖父に育てられたんだけど、いつまでも脛をかじらず祖父に孝行しろって。その先輩に紹介されて講談社の「ヤングレディ」っていう雑誌の記者になったの。

雑誌記者時代

―もともとマスコミには興味はお持ちだったんですか?

まったくなかったよ(笑)。学生時代にアルバイトしててサービス業に興味があったんだけど、先輩に行かされた(笑)。最初は原稿も書けなくてひどかったね。でも、しゃべるのはおもしろかったらしくて、みんなにスピーカーって呼ばれてた。それでたまたま雑誌記者がTVに出てしゃべるって言う番組があったんだけどそれに出演したのをTV朝日の『アフタヌーンショー』の人が観てて、声をかけられてね。それがきっかけでレポーターになったの。

「芸能レポーター」へ

―芸能レポーターになられたときは他にそういう存在がいなくて、俗にいう『走り』ですよね。

『芸能レポーター』っていうのは、実は造語なの。当時、事件をレポートする人はいたけど芸能はいなかった。芸能評論家はいたけどね。それでレポーターになりたてのころに三船俊郎さんの離婚裁判を傍聴してて、それをTVでレポートしたんだ。それを傍聴していなかった週刊文春の記者が記事にしたいといってきたんだ。それで原稿を書くときに記者が肩書きを聞いてきたんだ。でも芸能評論家ではない。じゃあレポーターでいいじゃないっていうと事件のレポーターと紛らわしいから、っていうんで芸能レポーターっていうことにしたのが始まり。もうそれから25年くらい経つんだよね。

―レポーターをしてから一番思い出に残った事は?

山口百恵さんが急に引退したときに、東京・芝の歯医者さんに通ってるという情報があったんだ。それで3ヶ月くらい張り込んでようやく見つけたんだ。でもいざ取材となったときに頭が真っ白になってね。そこからの記憶が無い。後でVTRを見ると、僕らは普通タレントが車にのろうとしたとき乗らせないようにするんですけど、あのときはどうぞ、どうぞとドアを閉めてあげてるんですよ。芸能取材やって30年だけどあんな経験はそれだけです。

―印象に残った人物は?

勝新太郎さん。ハワイの空港で麻薬を持っているのが見つかって捕まったときに僕も現地に行って裁判を密着取材したのはおもしろかったよね。あの人は非常に人をひきつける魅力のある人間なんだよ。それで、現地の日本料理を食べに連れて行ってくれたんだ。そのとき『俺は今日は泣きたいんだ』といって大泣きし始めたんだ。なんて馬鹿な事したんだって。その姿には役者魂を感じたね。

梨元勝の哲学

―梨元さんにとってジャーナリズムとは?

僕は、TVなら観てくださる、新聞なら読んでくださる、ラジオなら聞いてるお客様に向けてのサービス業と思ってます。タレントさんにはいい話も悪い話もあるけど、お客さんにとってはどれも同じと思う。だからマスコミは伝えてなんぼの世界。記者っていうのは何千万というお客様へ向けての媒体。だから記者というのは取材されてる人じゃなくてお客様の方を向いているという事。スターといわれる人はそれがわかっているんだよ。この人たちにちゃんと自分の事を伝えてもらおうってね。これは重要な事だよ。売れてないタレントはこれがわかっていない。都合のいい事は書いてくれ、都合が悪かったらプライバシ−侵害だってね。問題は書いた結果がどうなるかです。お客様がやりすぎだよといわれればそれは私が悪い。それと、マスコミというものは権力に対しては批判力を持っていなければいけない。ジャーナリズムというのはうさんくさいもの。かっこいいものではない。最近のカッコだけの女子アナなんてそれがわかってないんじゃないか。それにうさんくささを持っているマスコミは、伝える事によって権力を倒す事もある。報道の自由というのはそのために保障されているんです。その代わり、よりセンセーショナルにもなっていくという危険性もありますね。
それと、現場をやったり、原稿書いたり、TV・ラジオにでたり、インターネットしたりして取材の結果を出す事だね。僕らにはいい事は書いてほしいけど悪い事はダメって言う圧力がかかってくるけど、TV局がダメといってきたらラジオで、それもダメならインターネットでもやっていく。そうしないと、どこかからつぶされて不公平になってしまう。このことおかしいじゃないかと思って最初はよくぶつかった。TV局とけんかすると辞めなきゃいけない。自分が仕事する媒体の1つが無くななってしまう。これは厳しい。でもTVも新聞やラジオ・インターネットと同じマスコミの媒体のひとつ。だから他を同じように利用する。TVっていうのは完璧ではないと皆さんに伝えようと。そこまで考えるようになるまで25年くらいかかったね。

法大生へ

―最後に法大生へのメッセージをお願いします。

安定感を求めないで、守りに入らないでください。死ぬまで新しい事に挑戦して、どんどん挫折してください。何でもいいから、自分で自分のこういう所がかっこいいと思って生きてください。そして自分自身を評価できるようになって。やりがいを持って生きてください。恐縮です。

取材後記

TVと変わらない梨元さんの軽快なおしゃべりに、当初緊張していた我々もリラックスできました。梨元さんにはお忙しい中、貴重な時間をさいて頂き本当にありがとうございました。お世話になったオフィス梨元の皆様にもこの場を借りて感謝いたします。

(西岡 良修)


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