銅だ日本新!! 為末 世界陸上’01
世界の舞台で
世界選手権四百b障害の決勝。8台目のハードルを越えるまで、為末は先頭を走っていた。終盤失速するとわかっていながらも、そのスタイルを貫いた。
さらなる飛躍を
高校3年のとき、広島国体で49秒09の高校記録を樹立。だが法大入学後は伸び悩む時期が続く。手が届きそうで届かなかった48秒台を初めて記録したのは、昨春の関東インカレだった。それから約1年。為末は、自己ベストを1秒以上も更新したことになる。 (望月 春香) バレー部 大爆発 V争いに大きな一歩
筑波下す粘り勝ちだった。セットカウント1−2で迎えた第4セット。真鍋(営3)、松本(法3)両エースのスパイクが筑波コートに突き刺さると法大の勢いは加速。「うちの方が分が悪かった」(吉田監督)状況ではあったが、試合はファイナルセットにもつれこんだ。一進一退の攻防で緊迫したムードが続く中法大は、「今年一番のでき」(監督)であった中西(営1)のトスワークと大角(営4)、大庭(文4)のブロック、真鍋、松本の怒涛の攻撃で、筑波大のペースを乱す。先にマッチポイントを許しながらも着実にサイドアウトを取り、そして最後は法大の粘りから相手のミスを誘い、優勝最有力候補とされた筑波大を見事振り切った。 夏の合宿を終え、9月15日に開幕した秋季リーグ。 春季6位に甘んじた法大は、今リーグ前半4戦は春の上位チームとの戦いとなった。初戦東海大にこそストレートで敗れたが、翌日の順大戦では春から格段に増した法大の攻撃力を見せつけ勝利。続く中大戦も敗れはしたものの中盤まで自分たちのバレーを展開した。確かな自信と敗戦の悔しさは次へとつながるものであった。そして筑波大戦での大きな一勝。 上位リーグ進出に一歩踏み出した法大は、V争いに名乗りをあげる!! (奈良輪 織恵) 野球部 巻き返しの時”打”
秋季リーグ戦春季リーグ戦において優勝を飾った法大だが、秋季リーグ戦は優勝ができるか微妙になってきた。第三週の慶大戦で連敗し勝ち点を落とした結果、自力優勝の可能性が消えたのだ。慶大戦の敗因は打撃陣の不調である。2試合の合計が3得点では勝てない。だが、本来の法大は決して打撃の弱いチームではないのだ。最年少三冠王の後藤(文3)や1年から活躍している清水(文4)、多井(営4)らもいる。彼らが奮起すれば確実に得点力は上がるだろう。そして勝つためには投手陣の踏ん張りも必要である。春に法大を優勝に導いた土居(営3)や奈須(法3)が怪我のため出場できない今、投手陣の中心となるのは松本祥(法2)だ。山中監督が「ローテーションの軸に」と期待する松本は、東大1回戦を完封、さらに慶大1回戦では敗れたものの、18奪三振という華麗な奪三振ショーを演じ、見事に6大学記録歴代2位タイという快挙を成し遂げた。 自力優勝は無くなった。だが、優勝の可能性がある限り、チーム一丸となって、一試合一試合を戦い抜いてほしい。 (山本 啓介) 準硬式野球部 日本一!!
今年の夏休み中、一番の活躍を見せた法政体育会はこの準硬式野球部(以下準硬=じゅんこう)ではないだろうか。大学スポーツの華、硬式野球部の影に隠れてしまいあまり目立たない存在であった準硬が、今年の夏の暑さと同じくらい"アツイ"活躍を見せた。第53回全日本大学準硬式野球選手権大会(8月17〜23日)において41年ぶり3度目の日本一に輝いたのだ。 (蔵方 佑介) ラグビー部 日本一に向け快走発進!
大学日本一を目指す法大ラグビー部が東海大との一戦でリーグ戦の開幕を迎えた。昨季のBK陣がほとんど残り、FWのサイズも全体的にやや大きくなった今季は開幕前に関西王者の同大に勝利、英国の名門ケンブリッジ大に5点差の惜敗と順調な仕上がりを見せてきた。 (庄司 岳史) アメフト部 甲子園連覇へ死角なし!?
昨年甲子園ボウルを制し、連覇を目指す法大トマホークスは、初戦の横国大戦に完勝したが、二戦目の関院大戦で、思いもよらぬ苦戦を強いられ、今後に不安の残るスタートとなった。 連勝発進も・・初戦の相手は、今季1部に昇格した横国大。法大は終始相手を圧倒。攻撃は1Q6分にUB白木(文4)のTDで先制すると、その後も期待の新人伊藤喜(法1)の3TDを含む8TDを上げた。一方、守備も看板のDLを中心に完封に抑え、完勝した。続く第二戦は、関院大。試合開始31秒でUB白木のTDで先制するが、警戒していた関院大のオープン攻撃に苦戦、2Qに同点のTDを許す。TB中島(経4)、3QにはTB伊藤喜のTDで再度リードを奪うが、関院大もTDを上げて食らいつく。4QにUB白木がTDを奪い再びリードを広げるが、すぐに関院大にTDを許してしまう。その後は疲れの見える関院大を突き放し、勝利こそ収めたが、今後に課題が残った。 大森監督は「点差ほど実力差は無い。オフェンスもディフェンスも自分たちの形ができていない」と不満そうに語った。 司令塔への期待今季の法大はパス攻撃の充実を図っており、その鍵を握るのが司令塔のQB桑野(営3)だ。現段階ではパスに課題を残すが、大森監督も「いいものを持っているのであせらずにやって欲しい」と、成長に期待する。チーム史上初の甲子園連覇を目指すトマホークsの「更なる挑戦」は始まった。 (高村 篤史) 天皇杯出場決定!!サッカー部
天皇杯―プロチームとの真剣勝負が実現する唯一の大会。法大がそんな夢の舞台へと二年連続の出場を決めた。 (鈴木 優介) テニス部 松永・畠中 インカレ複 優勝
その瞬間、彼らはがっちり手を組み喜びを噛み締めた。8月11〜19日に大阪の靭テニスセンターで行われた第69回全日本学生テニス選手権大会(通称インカレ)ダブルスにおいて主将の松永(社3)・畠山(済2)ペアは見事日本一の称号を手にした。 (蔵方 佑介) バスケ部 何かが起きる昨年2部で優勝し、1部で迎える今季。春のトーナメントで1部との力の差を痛感した法大は、チームワークの強化が課題であった。夏はコーチ不在のため、「自分達でやるしかない」という気持ちをもって主将の根間(法4)を中心に練習してきた。夏を終え、「チームに一体感が増し、春の時より成長した」と手ごたえを感じている根間。戦前の法大の評価はあまり良くないが、それを覆すため集中力を切らさず、最後まであきらめずに戦っている。現在ケガで出場できない根間が復帰すれば、リーグ終了時にその予想が間違っていたことになるだろう。 (高坂 知永) 剣道部 45年ぶりの快挙
7月1日、第49回全日本学生剣道選手権が大阪府立体育館で行われ、法大主将・田中純(法4)が同大会初出場ながら学生日本一に輝いた。法大勢日本一は実に45年ぶりの快挙となった。 ●田中純(たなかじゅん) 埼玉栄高出身 4段 ライバル−興梠亮太(営4)
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