◆5・30〜6・20 第18回関東大学サッカー選手権大会兼第28回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選(国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場他) ▼準決勝 明大 3−0 駒大 "明治のサッカー"が縦横無尽にピッチを駆け巡る。決して敵に背中を見せることはない。「僕らに失うものは何もないんで」(川野・商4)。大学王者のお株を奪う攻撃的なスタイルを貫き、明治がオオ番狂わせを演じて見せた。 快進撃はとどまることを知らない。リーグ戦を破竹の6連勝で首位ターン。勢いそのままに関東選手権でも勝ち星を積み重ね、全国大会の切符を手にする。昨年度のIリーグ制覇を通じたチーム力の底上げ、新スタッフの加入による指導体制の強化。急速に推し進められた改革の波は確実にチームに変化をもたらした。そして前へ前へと突き進む積極性は、これ以上ない相手を迎えたことで最大限に発揮される。 前半、大学選抜に名を連ねる駒大2トップを競り合いで封じ込めると、徐々に明治がリズムをつかみ出す。右サイドからは日高(拓・政経3)の切れ味鋭いドリブル、左サイドでは栗橋(商3)と高杉(政経3)の絶妙なコンビネーションによる突破。徹底されたサイド攻撃からクロスを上げ、相手守備陣を脅かす。こぼれ球にも中盤の選手がすかさずミドルシュート。早い時間帯の先制点も、ボランチである藤浦(商3)がしっかりとゴール前に詰めていたから。流れをぐっと引き寄せると勢いはもう止まらない。スペースの生まれだした後半は右サイドを基点として着実に加点する。ディフェンスラインも最後まで集中力を切らすことなく、完封劇を演出した。 "挑戦者"として王者に挑み、"自分達のサッカー"で勝利を手にした明治。次に待ち受けるのは全国の猛者達。一つの壁を乗り越えた今、明治が新たな歴史の扉を開く。 このあと、6月20日に行われた決勝戦で青学大を3−0で下し、初優勝を飾った。