4・4 第37回全日本選抜柔道体重別選手権大会(福岡市民体育館) 90s級―泉(営4) 1回戦敗退 73s級―渡辺(政経4) ベスト4 各階級、日本の中でたった8人の柔道家しか出場することのできない今大会。本学からは、昨年の講道館杯、さらには2月のフランス国際を制した泉(営4)と、昨年の73 s級学生王者で講道館杯3位の渡辺(政経4)が出場した。 優勝候補であり、第1シードの泉の初戦は、ベテランの松本(神奈川県警察)。試合開始直後から、圧倒的なパワーで相手に圧力をかけていった泉だが、得意の背負い投げが不発。なかなか組ませてもらえず技をかけることもできない泉は、消極的と見なされ「指導」などでポイントを奪われていった。焦る泉。残り時間も少なくなったところで、思い切って大内刈りにいったところを逆に返され、一本を奪われた。「オリンピック代表に、という見えないプレッシャーがあった」(秀島監督)。仰向けになった泉は、「バンッ」と畳を叩き、言いようのない悔しさを表した。誰もがアテネ代表は遠のいたと感じた瞬間だった。しかし…。 1回戦、豪快な大外刈りで一本勝ちした渡辺の次なる相手は高松(旭化成)。今大会73s級の優勝候補だ。講道館杯で高松に一本負けを喫している渡辺は、序盤から長身を生かしたパワー柔道を挑み、投げ技でポイントを奪うなどして一時はポイントをリードした。しかし、さすがは高松。ジリジリと守勢から攻勢に転じ、渡辺を追い詰めていった。「指導」。消極的と見なされたこのポイント一つの差で優勢負け。決勝に進んだ高松は優勝し、アテネ五輪代表の座を射止めた。もう一歩攻め切れなかった渡辺。今年、学生体重別二連覇に期待が懸かるが、この悔しさをバネにシニアの大会でも大きな成績を残すことを本人は目標としているに違いない。 泉の敗戦から約六時間後の午後四時半。90s級アテネ五輪代表が決定した。代表選手の名は、泉浩。国際大会での実績、今回優勝者の飛塚(了徳寺学園職)に講道館杯で圧倒的勝利を収めていること等が理由のようだ。「一からスタートする気持ちで練習に励みたい」(泉)。フランス国際など、対外国人選手の結果は申し分のないもの。本番へ向け、体調面で万全のコンディション作りをし、今大会の反省でもある精神面の充実もはかれば、金メダルも決して夢の話ではない。