昨シーズン、インカレを6種目全盛はという圧倒的な強さで静止、大学最強の名を欲しいままにしてきた明大スケート部スピード部門。2年後のトリノ五輪に向けても重要となってくる今シーズン、男達は果たしてどんな滑りを見せてくれるのだろうか。 全日本クラスの大会でも多くの選手が上位に入り、大学としては一際目立った存在の明治。それは昨シーズンの全日本距離別選手権大会5000m表彰台独占、全日本選手権大会総合の表彰台独占などという成績にも表れている。その中でも平子裕基総合主将(商4)と小原唯志(政経3)、彼らは日本トップクラスの力を持ち、現時点でトリノ五輪出場を狙える位置にいる二人だ。 大学1年にしてソルトレーク五輪に出場し、現在日本長距離界を引っ張る平子総合主将。だがソルトレーク五輪後の2シーズンはやや伸び悩んだ感がある。昨シーズンも開幕の全日本距離別選手権大会5000mで優勝と好スタートを切りながら、ワールドカップではAクラスをキープすることができずに、成績的にも不満が残ってしまった。だが「五輪に向けて今シーズンはいいステップにしたい」(平子総合主将)と、大学最後ともなる今シーズンに懸ける意気込みは強く、日本のエースとしての活躍に期待が懸かる。 そして昨シーズンのインカレで500m、1000mの2冠に輝き、2000mリレーでもアンカーを務めて優勝と、大学最強のスプリンターであることを証明した小原。それでも、「現時点での実力は日本短距離界の中で5番目くらい」(鈴木スピード部門監督)。トリノ五輪出場のためには、清水宏保(NEC)や小林正暢(平15営卒・現山形県体育協会)等日本トップの厚い壁を打ち破らねばならない。だが課題だったスタートも徐々に克服しつつあり、今シーズンは五輪出場に向けて、さらなるステップアップを期す。 さらに小原とともに明治短距離陣を引っ張る下畑(政経3)や昨シーズン1年生ながらインカレ500mで3位に入った大田(政経2)、期待のルーキー・飯山(政経1)等の滑りにも期待が膨らむ。チームとしての最大目標であるインカレ優勝も、黄金世代と言われた宮崎(今佐人氏・平16営卒)、牛山(貴広氏・平16政経卒)、小林(和朗氏・平16政経卒)の3人が抜けた今シーズンは楽観視できないが、平子総合主将、小原の長距離・短距離学生ナンバーワンスケーターを軸に、連覇を目指していく。大学最強軍団は今シーズンもスケート界に旋風を巻き起こしてくれるだろう。 ●’04/’05大会スケジュール