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紙面レギュラーコラム フリートーク
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| 選手自ら考え成長 | 進入生歓迎号 小野高明 |
| 正月の箱根駅伝で久々に好成績を収めた競走部。「自主性」を前面に押し出し、主力選手には自分で練習をする権利を与えた。この「自主性」という言葉は多くの部で使われている。 柔道部の八木章裕主将(法4)は「個人の自主性を尊重する。自ら考え、互いに尊重し合う。(この環境で)選手としてだけでなく人間としても成長できる」と話す。個々が自分というものを持っていれば、競技力、価値観が異なっていても尊重し合える。むしろ異なる人がいるからこそ見えてくるものは多く、視野は広がる。競技力と関係なく、前向きな姿勢、目標を共有することでチームはまとまっていく。そんな環境は、様々な学生、大きく分けると、スポーツ入学生と一般入学生が融合することで生み出されるものだ。競技力と人間力が相まって向上していく環境がワセダには根付いている。 推薦枠を拡張し、スポーツ王国復活を目指すワセダ。スポーツ入学生と一般入学生がバランス良く融合し、築いてきたワセダらしさ。単にスポーツ推薦枠を増やせば強くなるだろうが、ワセダらしさ継承のためには、その数に適正がある。一般入学生の目標を奪ってしまう環境は望ましくない。 今年2区で区間賞を取り、箱根を終えた原田正彦(平14人卒=現エスビー食品)は「ワセダでしか味わえないことが味わえた」と話した。自主性を持ち、自分の力でカベを越えた達成感。そして、チームが一つになってタスキをつなげたことの喜び。手にした、ワセダにしかないものは、これからに生きてくる。(小野高明) |
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