西武源田がミスターに並んだ。則本からの二塁打を含む2安打で今季153安打。新人では長嶋茂雄に並ぶ歴代3位となった。「長嶋さんはスーパースターですごい方。うれしく思います」と振り返ったが、試合は逆転負け。表情を緩めることなく「チームが勝つために、1本1本積み重ねていきたい」と引き締めた。

 開幕から不動の遊撃手としてフル出場を続ける。持ち味の守備力に加え、打率は2割7分。盗塁数はリーグ2位の37で新人王も視野に入るが今、見据えるのは2位でのCS進出だけだ。「ファンの方の大きな声援がある。CSはここ(本拠地)で戦いたいので、そこに集中していきたい」と力を込めた。

 初めて臨むリーグ戦は残り2戦。その先には初のポストシーズンが待つ。「チームが勝てるように、自分の仕事をしていきたい」という力強いルーキーは、勝利のために安打を重ねていく。