オリックス2軍の米村理チーフ兼打撃コーチが、大阪残留組野手の打力強化に着手した。

今月2日から高知のキャンプ組と2手に分かれて、秋の鍛錬がスタート。大阪・舞洲の打撃練習では、野手に公式球の約3倍の500グラムの球を打ち込ませ「球をとらえた瞬間、もう一押しする。手で球を押し込む感覚を覚えてほしい」と説明した。

「強い気持ちを持って、他の選手との競争に臨んでほしい」と、常に小型のハンドマイクを携帯し、野手を叱咤(しった)。大阪残留組には1、2年生の若手らとともに、小島や駿太、宮崎ら1軍で実績を残した選手もまじって汗を流す。体力強化の追い込みでは、米村コーチらが冗談をまじえて選手を鼓舞。苦しいながらも、笑いの絶えない現場を作り出す。