楽天ドラフト6位の明大・渡辺佳明内野手(21)が、祖父で横浜高前監督の渡辺元智氏(74)に恩返しの活躍を誓った。22日、仙台市内のホテルで行われた新入団選手発表会見に出席。背番号48のユニホームに袖を通し「やっとユニホームを着て見せられることができたのでとてもうれしい。早く1軍に入ってこの仙台に招待したいです」と誓った。渡辺氏は孫の晴れ舞台に「感無量です。フルスイングの時代になってますけど、つなぎの野球もできなきゃいけない。チームのためになる選手になってもらいたい」と目を細めた。

今年の東京6大学秋季リーグで首位打者に輝いた渡辺佳の持ち味は、バットコントロールと大学4年間で三振わずか17個という粘り強さ。「浅村(栄斗)さんも来られてチームには良い二遊間の人たちが集まっている。技術を盗んでレギュラーを争えるように頑張っていきたい」と、まずはレギュラー不在の遊撃のポジションを狙う。【千葉修宏】